週末から腰の調子が良くないんですよ~~井草のラグの上で寝ちゃったから体が痛くなっただけなのか、腰痛が復活したのか……このままだと来週のライブ2daysがヤバイ
もちろん内野さんに会うためなら這ってでも行きますけど
←じいの大いなる
愛
がありますから(爆) でも、腰を甘くみてはいけないですね。本気で治さねば
さてさて、昨夜はNHK教育にて、モスクワユーゴザーパド劇場「マクベス」が放送されてました。メタマクにどっぷり浸かってた多くの方が見たのでは
もちろんじいもご多分に漏れず……時折勝手に脳内再生されるメタルな音楽と闘いながら(?)見てました。
イギリス演劇とはまた違って、ちょいとロシアのアバンギャルドっぽい演出も入っていたのですが、3人の魔女全員を男性が演じていて、頭の後ろに仮面を付けて客席には後ろ向きの体勢で演じてたんですけど、まさに「この世のモノとは思えない」という言葉がピッタリで面白かったです
舞台セット、3つの扉があって、そこから登場人物が出てくるんですけど、この扉を開け閉めするの、魔女たちがやってることが多いんですよね。しかも、バンクォー、マクベス夫人、そしてマクベスが死んでいく時も最期は扉の中で息絶える……マクベスという舞台を魔女たちが支配しているって感じがして、じいはニクイ演出するなぁ~
と。。。あ、マクベス夫人の死、不気味で怖かった
どこかの劇評…ん?どっかの雑誌かな?「マクベス=日本でいうところの四谷怪談」って書いてあるのを見たんですけど(イギリスとかで「マクベス」を演じる時には「マクベスの呪い」なんてのがまことしやかに言われることもあるみたい…)このシーンを見て妙に納得しちゃいましたわ
マクベス夫妻、あのぉ~~言っちゃいますけどぉ~~老けてるよぉぉ~~
そもそも原作のマクベス夫妻の年齢がこのくらいなのかもしれないから問題ないとは思うんですけど、メタマクに浸かっちゃってるじいにはちょいとビックリ
ただ、この年齢差がマクベスの悲劇の在り方を変えてるのかなぁ~と思いました。ある程度年を取った夫妻だと、マクベスの抱く野望が強調されてて、「同じ人生、大きな人間になって栄光を手に入れないと」という感じ。今回のマクベス、ダンカン王暗殺を企みながらも怯えてなかなか実行できない情けなさ、夫人に叱咤激励されて決意するところは、普通の人間っぽさもあったと思うんですけど、自分の野望を達成して栄光の階段を一気に駆け上がるのに、転落するのも一気……一人の男の哀れな人生が前面に出てたと思いました。多分、これが普通のマクベスなんですよね~~メタマクだと、やはり内野さんがおっしゃってたように「夫婦の物語」「どこにでもいそうな、自分たちと変わらないお話」ってことで、もっと身近な感じ。だから、マクベスと周りの人たちの関係、気持ちが伝わってくるから切ない、哀しい雰囲気もあって、すんごく感情移入しやすい。しかも、今回はメタマクが完全に頭に入っている状態で、同じ「マクベス」という舞台を見ていたので、マクベス夫人の独白=「私の殺意」、マクベスの王への殺意の表現=「自問・シャウト・自答」って感じで、クドカンって凄いよな~~と改めて感じたり……メタマク、外国で是非上演してほしいなぁ~なんて
今回の字幕、松岡版マクベスではないということもあって(映画版マクベスの字幕は松岡版に近かった…)きれいは汚い→イイは悪い(「意味わかんな~い」って誰か言ってたような
)とか、少しずつ違ってて……メタマクどっぷりなじいには物足りない部分もあったかな
メタマクの舞台がマクベスのキーワードを目立たせるようにしてヘビメタ音楽にしていたので、それと比較すると、「俺の心はサソリでいっぱい」「マクベスはもう眠れない」等々のセリフ、今回のマクベスはサラッと流した感じで言ってたので「あれ~~
」って。。。でも、マクベスのセリフって、いのうえさんもおっしゃってましたけど大仰ですわ。外国語になるとよく分かるような気が
と……まぁ、マジメに見てた
つもりだったんですけど……やっぱり1幕最初、3人の魔女が出てきた瞬間に「カレーの鍋がない
←当たり前
」と思ったんですよね~~ダンカン王への戦況報告は、やっぱり「炎の報告 by冠クン」だし、マクベス&バンクォーの登場シーンでは、ふとプッチンプリンが過ったり
相変わらず、普通のマクベスが見られない体&頭でした
最後に。。。本日、M.A.のナビザ抽選。またもや全滅ですぅ~~
愛が足りないのは認めるけど……一つくらい当たってもいいじゃん