この世界に愛はあるの?
この世界は愛でいっぱいだ…
熱い熱い夏が終わりました。ゴンゾウ最終回……愛に満ち溢れた温かくて爽やかな幕切れ
予想とは
激しくちがってましたが、それなりに受け止めています……が、、、やっぱりアレコレ引きずりそう。。。良い意味で
余韻がいっぱい、妄想できる場所いっぱい
内野的ラストの醍醐味
今回も健在です。
冒頭、真犯人→乙部というのが明らかに……っていうか、既に見ている人は気付いてるんですけど~って感じだったわけなんですが
鶴ちゃん、相当ショック&悔しそうでした。そんな姿を見た黒木さん、なめてた飴ちゃんを……この前ラジオ出演の時に話されてたシーンですね
新しく出したのをパクッとさせてあげれば良かったのに、と思ったのはじいだけ
いや、じいなら“ばっちい”方を激しく希望いたしますぅ~~←大バカ
でも、その後に鶴ちゃんが自分のミス等々を話してる時の黒木さんの目&声
自分が杏子を殺した犯人を見つけた時の(真犯人は違ったんですけど)ことと重ね合わせてたんじゃないかな~と思わせるような表情。しかも「悔しかったろう?」という声がイイのよ~~~そこに黒木さんの溢れる気持ちが込められてたような気がして
更に、、、乙部の生い立ちを聞いて今は廃墟となった生家を訪れる黒木さん。セリフが一切なくて、表情と醸し出す雰囲気だけで語っているのが凄いな~~と
結局、黒木さんの生い立ちは??でしたけど、今までの言動(激高したり切ない表情を垣間見せたり等々)から察するに、琴線に触れるような部分、もしかしたら共通してる部分?もあったんじゃないかと……プラスα、乙部は殺したいほど憎いし許せない、でも哀れみを感じる、あるいは杏子のことや自分の心模様と重ねている、、、いろ~~んな思いが詰まった黒木さんを表現する内野さんに脱帽~~~
やっぱりじいの愛したお人ですわ
このシーンがあるからこそ、後で乙部に「この世界は愛で溢れてる」と言えたんだと思いますね~~黒木さん自身が気付いていたのか??ですが、乙部のことを考えることで自分の周りの愛
のことを話せたような、、、そんな気がしましたわ
最初は断固反対だった佐久間クン、全然動こうとしなかったのに~~ママンの愛情溢れる言葉に押されて(お互いに不器用で似た者親子だわ
)13係が井の頭署へ
いきなりカッコイイ刑事ドラマっぽくなるし、13係の人が皆かっこよくてイイ人になっちゃうのは、ツッコミどころ満載
だったんですけどね~~でも、黒木さんは薬入りのコーヒーを飲まされてドクターストップ
岸さんの「すまない…」って言葉は胸が詰まりました
しかも、後の空港で張り込みのシーンではめちゃめちゃ粋なやり取りをするしぃ
良かった、、、本当に良い人で
イイ人と言えば
氏家さんも
彼もまた不器用で人間くさ~い人だったのね。。。最後の最後でいいとこ取りしちゃった感はあるけど……許しちゃおう
備品係で待機する黒木さんと佐久間クン。二人が殴り合って3年間のわだかまりも解けた感じでしたね~~
な~んか古き良き男くさ~い友情みたいで微笑ましかったです
で、、、その後二人で乙部の行方を追ってタッグを組むという設定も良かったですわ。すっごく爽やかな感じがして気分が晴れ晴れ
そして、、、クライマックス
もうぅ~~予告で無駄に
じいの流した涙を返してくださいって感じですよ。まんまとテレ朝の思惑に引っ掛けられました。。。ま、負け惜しみじゃないですけど、半分は「そう思わせておいて…」というのもありかな~とは思ってたんですけどね
黒木さんが拳銃を構えながら乙部を探す姿……ハッキリ言ってスマートではない、です。ドアを開けるところも正直不細工なしぐさだし、足運びも……微妙
誤解しないでくださいね~~
ダメ出しじゃなくて、そういう見た目のかっこよさじゃないところがじいの惚れてる内野さんなんです
その人間的で泥臭~~い仕草がリアリティがあって、逆に愛してしまうところなんですよ~~
乙部との対決、、、乙部の描き方は良かったと思います。いかにも凶悪犯っていうんじゃなくて、軽そうで他人事のように無感傷っぽく振舞ってるのが逆に恐怖を感じさせるし、現代を象徴しているようだったから。「この世界に愛はない」と言う乙部に黒木さんが語るシーン。。。いや~~目が離せませんでした。黒木さんが語る愛……その一つ一つは黒木さんの生を支えてきたものだと思いましたね~~見ているのが辛くなるくらい痛々しい黒木さん。でも、そんな彼の周りには愛が溢れていて、本人は気づいてないと思うけど、そんな愛が彼を生かしてきたし、愛によって回復したというのを表わしてるんだと。。。そして、最大の愛は杏子。彼女が残した言葉があったから、その真実を知るために、それによって救われるために、この3年間があった。。。「愛に裏切りはない」という黒木さんの言葉……杏子の残した言葉の真相を知ったからこそ出てきた言葉じゃなかったのかと。
自殺するための拳銃は結局乙部の自殺を止めるために使用……あの脇腹への一発は黒木さん、そして彼に殺された人たちの「復讐」であり、愛のムチではなかったのかと。乙部の「痛い…」という言葉にそれが表れていたように感じました。で、その後に黒木さんがこめかみに当てて2回引き金を。。。でも、それは8話&9話の時とは違う表情。生きる方向に向けられた意味合い……生きてていいのか、それを確かめるための行為だったんじゃないかな~~でね~~その後からはメタメタに泣かされました
大人の杏子の笑顔と理沙先生を指差す姿。思い出しちゃったのよ~~レミゼのラスト。マリウスとコゼットが抱き合う姿を見て笑顔でレミの列に下がっていくエポニーヌ
もうぅぅ~~その深い愛情に涙腺決壊~~しかもダメ押しに黒木さんの涙。今まで泣けなくて押さえ込んでいたものが一気にあふれ出したような、事件が解決して何とも言えないものが噴き出したような、そして生きることを許されたことへの感謝…じゃないな~~痛みを孕んだ安堵感って感じかな~~そんないろんな思いが感じられて、じいも心の中がグチャグチャでした。。。
結局、誰も死なずに良い方向に発展しつつ元に戻った終わり。理沙先生とは、、、結構イイ感じになってません
いつの間にあんたたちは~~
と激しくつっこみたいところですが、Q太郎もつがいで飼ってもらえたし、爽やかな感じで、The End
備品係に戻ったっていうのは、な~~んか杏子への愛が黒木さんの心にずっと残る、そういう女性になったのね~~(ジーンの時に内野さんがおっしゃっていたような「ずっと心に残る女性」って感じ
)黒木さんもちゃんと生きていくのね~~といろんな意味で一安心
いや~~終わりました。じいの夏も終わりました(笑) ドラマが終わって、何だか無性に生うっちーに会いたくなってしまった~~~~
まだまだじいの心は黒木さん
love
なのに……デートの日までの待つ日々、、、黒木さんを反芻して余韻に浸りつつ待ちますよ~~