真空管の ヘッドホン・アンプ ばかりに時間を取られて、ループ・アンテナ 製作が遅れていました。
↓ 一号機が完成しました。夕方に PCL の エレメント に付けてみました。
( 中身は、結果が出るまで ブラック・ボックス にします。汗 ... )
設置してすぐに Brasil からの放送 5990kHz Radio Senado を聴きましたが ΔLOOP7 と瞬時に切り替えても、違いが解らないくらいの性能です。
ゲイン は ΔLOOP7 より小さいですが S/N 比は ΔLOOP7 と同じような感じです。
中波は WSML より ゲイン は落ちますがちゃんと聴けます。
更に長波は 153kHz, 189kHz, 279kHz で Radio Rossii が良好に聴けます。
他、長波の周波数を サーチ しても日本の中波局は混じらないので、相互変調積も抑えているようです。
High Band は WSM PCL 同様、ゲイン は落ちるようです。
WSML PCL と同じ エレメント を使っていることの理由の一つでしょう。
アンプ のせいではなく、やはり エレメント に更なる工夫が必要ということか。
う~ん、ど素人が最初から上手くいくはずがないので、いっぱい落とし穴があるのでは?と探しています。
実は ↑ これは試作品の1号機で、本命は2号機です。
2号機では、今回 ( 1作目 ) の基盤は止めて、好みの全面 ベタ・アース 基盤へ変えます。
↓ すでに ケース の加工も終わっています。
今回、回路による トランジスタ の発熱量は大きいので、ヒート・シンク TO-39 を探していました。
合う ヒート・シンク が見つからないので、諦めて自作することにしました。
トランジスタ は見ての通り、かなり古い タイプ でとっくの昔に製造中止の石です。
この石は米国製の理由もありますが、国内では探せなくて海外から 20 個ほどを輸入して hFE の ペア を組みました。
fT は 1,200MHz です。といっても短波帯域では、さほど関係ないかも知れません。
※ トランジスタ 2個の右隣にある小さな部品は半固定抵抗です。
これは オーディオ 用でしょうか?、瀬田無線さんに置いてありました。
超小型、でもしっかりした金属 ケース 製です。
後書き;この半固定抵抗は 「 抵抗体が サーメット 」 で密閉構造の シール 型ということです。
サーメット 材の事はよく判りませんが、密閉構造なので屋外に置く アンプ には相応しいでしょう。
今回は トランス として メガネ・タイプ の コア を探していましたが見つけられないので、これも諦めて普通の トロイダル・コア にします。
回路の差動 アンプ 部分は石が違うだけで WSML の後段増幅部とほぼ同じです。
入力、出力ともに トランス 結合、この回路は RPA-1 を パクッ ています。( 大汗 ... )
ただ RPA-1 には特殊な部品があるので完全 コピー はできません。
トランス の インダクタンス は WSML を真似て 16 μH ~ 34 μH くらいで調整してみます。( かなり適当 )
今の予定では、入力段の トランス は小さい インダクタンス、出力側の トランス は大きい値にします。
これも RPA-1 から ヒント をもらいました。
ヒント はもらったけど、パク れない難しさ。
また差動回路の バイアス は半固定抵抗で ヌル 調整できるようにします。( ΔLOOP7 風 )
電源は重畳しないで、ベランダ まで電源専用線があるので、DC 15V を別送します。
↓ 左が一号機、右が二号機です。
右の2号機は少しだけ小さい ダイキャスト・ケース です。
プロ の専門家が非同調 MLA 作っても、かなり難度が高いのに .....
でも 「 成功 」 よりも、自分なりに考えることが大事だと思います。
※ 一番怖いのは発振、バンド・スコープ で見て、発振の兆候があれば中断します。( 大汗 ... )