以前から気になっていた 51S-1 不具合を修理しました。
V7 ; IF の 6BA6 の ソケット の接触不良です。
時々、空電か?と勘違いするような雑音があります。
原因は V7 の ソケット で、真空管を触ると雑音が再現します。
歯間 ブラシ を使って、ソケット の洗浄、ソケット を狭めるなどの応急処置も限界です。
↑ 左が取り外した後の ソケット、 ↑ 右は交換に使った MIL 規格 陶磁器製 ソケット と同等品
しかし作業は大変でした。
まず ↓ 交換前の画像です。中央の丸い 焦げ茶色 の部品が不良 ソケット です。
3 個の 肌色 のセラッミック・コンデンサー は、私が2年前に交換したので奇麗です。( いつもの自画自賛 )
しかし、ソケット は熱疲労?で ガタガタ です。
まず交換する ソケット の付近を見て実態配線図を書き、それを回路図と照合して間違いが無いか確認します。
その後、部品を取り外し、そして新しい ソケット と部品の取り付け。
↑ 交換後の画像、白っぽく見えるのが交換した陶磁器製の ソケット です。
ついでに熱疲労したような ソリッド 抵抗も新品へ交換しました。( 画像の青っぽい抵抗器 )
最後に、回路図と睨めっこして、配線に間違いがないことを確認!
火を入れました、真空管を少し触って動かしても接触不良の雑音は出ません。
丁度夕方なので ブラジル からの放送 5990kHz R. Senado を 303WA-2 アンテナ と RPA-1 プリアンプ 経由で聴いてみました。
こりん星 から来た 51S-1 には癒されます。