とある情報によると ↑ 露製 6Н3П-E ( 6n3p-E ) という真空管は音が絶賛されています。
( ロシア語の 6Н3П-E を翻訳すると 6n3p-E となります。)
引き出しの中にちょうど 2 本 1977 年製 6n3p-E がありました。( 確信犯の可能性あり )
今回製作のヘッドホン・アンプ搭載の 5670W と入れ替えることもできるようです。
Data Sheet を見たら 5670W と 6n3p-E は酷似しています。
↑ 左が交換する露製 6n3p-E , ↑ 右がオリジナルの米国製 GE 5670W ↑
露製 6n3p-E の方が、米国製 5670W よりノッポです。
背が高いので、真空管のカバーが当たるのでは?と心配していましたが、
真空管カバーの高さは余裕でした。
↑ 左の露製の方が高級感があります。
画像では分かりにくいですが、露製はピンがメッキ製で、構造内部も綺麗です。
素人が見ても米国製の GE 5670W より 露製の 6n3p-E の方が出来はかなり良さそうです。
( あくまで外見 )
オリジナル 5670W も聴き込んでいないのに露生まれの 6n3p-E へ ↓ 交換してみました。
ロシア製、この真空管は、製造技術が高く、また製造段階でエージングが完了しているので エージング不要 ということだそうです。
P.S. ( 後日 6n3p-DR へ入れ替えてみました。)
真空管はいいですね~ ... 暖かいハートを持った生き物のようです。
蛇足; ロシアの要素技術と航空宇宙技術
1976 年 9 月 6 日、「 MIG-25 戦闘機函館空港亡命事件 」 が起きました。
MIG 25 戦闘機が世界最新鋭で、秘密の厚いカーテンに包まれていた時代、当時 MIG 25 の電子機器は核戦争に耐える真空管で設計されている噂話がありましたが、それ以来、露製の真空管は凄いんだろうな~ ... と思っていました。 今回使用した 6Н3П-E は FM, VHF など高周波が専門とか。この 6Н3П-E は MIG 25 戦闘機の通信機材に搭載されていたかも? ... ( 妄想 )
そういえば昨日、6月8日、古川聡 宇宙飛行士を乗せたソユーズ TMA-02M 打ち上げ成功!しました。
ソユーズは、ここ40年間、大きな事故を起こしていないとか。
旧ソ連邦、そして現ロシアの宇宙航空技術はたいしたものです。
2003 年 2 月、米国でコロンビア号空中分解事故が発生し、スペースシャトルの打ち上げが中断。シャトルの打ち上げが再開される 2005 年 7 月までの約 2 年半の間は、ソユーズ宇宙船が地球と国際宇宙ステーションを結ぶ唯一の手段となりました。
ヘッドホン・アンプから始まる妄想記事が、これ以上悪化・進行しない内に、ヘッドホン・アンプ記事はこれを最終回とします。
オリジナルの GE 5670W から、涼麗な ロシア 製の 6n3p-E , このあと WE396A 収集にならなければいいけど .....
P.S.