SONY ICF-2001D の REC 出力からパソコンへ繋いで録音できません。
整備済の 2001D のハズです ... 機械を責めたらいけませんが、ひょっとして ...
他のラジオを試すと ICF-5800, 三菱 JEAGAM FIC-404 も REC OUT から同様に録音できません。
HIROKI さん からラジオ以外の問題点、抵抗入りケーブルの可能性のご指導を戴きました。
調べたのですが結局ケーブルを変えたりしたのですが、分かりません。
ただ最近のラジオ Grundig G5, IC-R75 では正常に録音できます。
ますます分からなくなりました。
REC OUT からプリアンプ経由で音が出ない訳ではなく VR を Max にすれば何とか聴けます。
その分雑音が酷いです。
ネットで色々なデータを調べてみました。
調べてみると、一般的に古いラジオは REC OUT の出力レベルは極端に低いです。
例えば SONY ICF-2001D だと、
録音出力レベル約 0.775 mV, 出力インピーダンス1 kΩ となっています。
一瞬、0.775 V = 775 mV か?と勘違いしそうになりましたが、その 1/1000 です。
次に SONY ICF-SW07 のデータは、
録音出力レベル約 245 mV, 出力インピーダンス10 kΩ,
となっています。
0.775 mV と 245 mV, この差はとても大きいです、??どうして??
ふと カセット・テープレコーダーの定格入力を見ていたら、
LINE 入力は 70mV, 150kΩ,
マイク入力定格を見たら 0.2 mV, 600 Ω、
とありました。
想像なのですが、古い時代の録音端子 ( REC OUT ) の行き先は LINE 入力ではなくマイク入力へ繋ぐことを前提にしているかも?
ということでマイク・アンプを通せば、パソコンでも録音できる?
そうなると自作 ... 机の引き出しから部品集めです。
影山さん設計のオーディオ・ボックスで使った TR ; 2SC3311AR が余っています。
ということで2時間かけて ↓ 製作しました。
コンデンサーは音質にこだわって電源部以外はタンタル・コンデンサーにしました。
... と言いたいところですが、実は普通のコンデンサーの持ち合わせがなくタンタルにしました。
タンタルは極性を間違うと大変なことになるので緊張します。
P.S.
金子一さんのご教示で、やはりタンタルは危険とのことで電解コンデンサーへ交換します。
部品を見つけたので交換完了
同じ基板にレギュレータ IC で定電圧 12V 電源部も組み込みました。効果は??
早速 ICF-2001D からオーディオ・ボックス経由パソコンへ繋ぎました。
↓ パソコンの Quick Time 画像 ↓ の通りゲインが録音レベルまで上がりました。
これでやっと ICF-2001D の REC OUT からパソコンへ音声を取り込めます。
でも未だに疑問は解けません。
ICF-2001D の REC OUT の端子部分に書いてあるのはカセット・テープの絵です。
なぜマイク端子へ??