ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

パリの思い出

2017-04-23 06:59:38 | エッセー
 何年か前の12月、友人3人とパリのクリスマスシーズンへ行った。
確かオペラ座見学の後に、あるデパートで、キレイな缶入りクッキーを
見つけた。それがあまりにもパリらしく、美しかったので、私は今回の
パリの思い出にとそれを買った。すると友人達も「今回のパリ旅行の
3人の共通の思い出にしたい」と同じものを買った。
 
 それは私のブラウンのピアノの上にずっと飾ってあったが、ピアノはカウンセ
リングルームにあったが、スタジオを貸してしまったため、大きな鏡を張る
ために出してしまった。それから窓際に飾ってあったが、昨日倒れて下に落ちて
ふたが開いて、中身のクッキーが飛び出した。
 古いクッキーはとても食べられないし、何だかとても淋しい気持になったが
やっぱり如何にもパリらしいキレイな思い出の缶は、とても捨てられない。
 中のクッキーと写真を撮ったが、パリの街中を飾っていた、あの華やかで美し
かったイルミネーションとともに、私はこの思い出の缶はいつまでも大切にした
いと思っている。

 初めてバスツアーでジベルニーの「モネの花園」へ行ったときの感動と、途中の
まるで黄色いじゅうたんのように、どこまで続いた菜の花畑も忘れない。
 今頃はもっともパステルカラーの花園が美しいはずと、私はイメージした。
二度目は列車で行ったが、その駅はクロード・モネがよく書いていた何となく懐か
しいようなムードだった。そのあたりで買った絵ハガキは、まだ我が家のトイレに
飾ってある。ジベルニーのオシャレなレストランでランチした、その時の楽しさと
情景をありありとまざまざと思い出した。春のパリへもう一度行きたいなあ!


コメント
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