ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

センチメンタル六本木・乃木坂

2020-08-02 07:28:32 | エッセー

 日曜日から体調が悪く、内科でめまいのための点滴を受けたり、膝まで突然痛く

なり、何年かぶりで、近くにできた整形外科を受診し、レントゲンを撮った。

大昔ダンスで傷め、50歳代までいつも痛かったひざは、あるスポーツトレーナー

の治療を受け、またそのトレーニング法を受けて、それを20年間以上続けている

ので、痛みは全然なかった。でも、何しろダンスで酷使した膝なので、年齢的にも

当然衰えていると思った。そのため、膝のリハビリ体操を予約したが、今は全く痛く

ない、今日は1週間ぶりに、すべてのレッスンができて、本当に嬉しかった。

 レッスン後夫とコーヒーを飲んだら、急に外出したくなったが、一瞬「コロナウイルス」が

よぎったが、バスは混んでいないからと思った。3時に家を出て渋谷行のバスに乗ったがどこへ

行こうと考えたが、特別行きたい場所はない。新しい銀座線の駅からで銀座へ行こうかしら

などとも思った。バスを降りたら、急に六本木から乃木坂辺りを歩きたいと思った。

 六本木へ行くのはほとんど夜だが、30代から約7・8年はよく通った街だ。

ヨーガインストラクターになってから、出張指導2・3年したのは、その頃は珍しかった

高級クラブで、その頃はいつも日比谷線の六本木駅だった。

 また、その後経営者になってから、自分のためにジャズダンス、ソシアルダンス、さらに

メイクのレッスンなどは、乃木坂から歩いて通った、六本木は私にとっては学びの街だった。

 

渋谷から「六本木アークヒルズ行」に乗り、六本木駅前で降りた、六本木交差点から

乃木坂に向かって歩いたが、昔とまるで変っていた。昔あったお店はほとんどなかったが

ダンスシューズの入ったバッグを肩にかけ、いつも急ぎ足で歩いた若かった自分を、懐か

しく思い出した。のどかだった大通りはおしゃれなお店が多かった。

 すっかり変わった乃木坂だったが、駅は昔とまったく変わらず、しばし足をとめて

昔を思い出しながら周りを眺めた。千代田線と小田急線乗り継ぎ、家に帰ったのは

4時半。私にとってはこころの旅路の様な貴重な時間だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする