ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

病院帰りにちょっと高尾山へ

2020-10-12 20:26:37 | エッセー

 松沢病院の予約時間は11時、夫には言わなかったが京王線なので「帰りに

高尾山へ行かない?」と誘うつもりだった。10年間定期診断を受けている先生

の診察が終わったのが、11時半だった。夫に「これから高尾山へ行って美味し

いお蕎麦食べない?」と誘ったら、「お天気も良いし行こうか」と即答えた。

 我が老夫婦は昔から実にのりが良いので、気が合うのかも知れない。

八幡山から急行が止まる千歳烏山まで行き、急行を待ったらラッキーなことに

特急高尾山行きがきた。高尾山で降り以前美味しかったお蕎麦屋さんで昼食

ケーブルカー駅に行ったが、去年の紅葉の頃は物凄く混んでいたが、人影が

なく空いていた。

ケーブルカーの終点から、歩いてすぐのビアガーデンへ行ったが、そこで見晴らしを

見ながらゆっくりしようと思ったが、階段がかなり急で、足が弱くなった夫は大変だった。

 ようやく上りついたら、何とメニューは飲み放題の食事つき3900円だけで、その他の

メニューはないそうだ。今食べたばかりなのでとても無理だ。

 それから夫は、大変な思いをして階段を降りたが、やはりカップルが二組入らずに

降りてきた。入口に表示してあったが気づかなかったのだ。

 

 大分以前の夏に「高尾山のビアガーデンに行かない」と、誰かに誘われたことが

あった。「私は時間と交通費をかけて、いくら素敵な夜景でも行きたくない」と

断った。価値観の相違はあるが、私は都心のホテルのきれいな夜景の方が好みだ。

 足が弱くなった夫は、歩き方が随分遅く注意して歩いているが、気づくと随分

離れている。お天気もよく広い視野のベンチでしばらく景色を楽しんだ。

 登山した人はほとんど軽装で、私達のような服装一人もいなかったし、また

高齢者にも会わなかった。帰りはケーブルの一番前で景色を楽しんだが、秋の

雰囲気はまだ当分先のように感じた高尾山だった。

 

コメント
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