ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

ヨーガと私 (2)

2020-12-01 06:37:26 | エッセー

  私がヨーガに惹かれた理由は、その精神性と、長年の頭痛がいつの間

にか治ったこと、体重が2キロ減ったことだった。それからインストラクター

になるための特訓を10カ月受けたが、それは初秋から夏までで、寒い日は

とても辛かった。たとえどんなに雨が降っても、雪の日も、風の日も一日

も休まず、ダンス学校で指導した帰りに、暗い夜道をインストラクターに

なるために、私は一所懸命に通った。

 ヨーガは「心、体、呼吸」をコントロールする技法と思っていたが、私が

教えて頂いたのは精神面は全くなく、只沢山のポーズのみだった。

 そのため、少々疑問を抱くようになり、自分なりに色々本を読んだり

して勉強していた。そして指導することが決まったが、その指導法は

「個人別指導」で、入会時に00が悪い、00を改善したいのかと聞かれ

それに応じたポーズをノートに書いて、それを先生に見せて、そのポーズ

を指導して頂く。

 インド人の厳しい顔をした先生に指導して頂くのは、初めは大変怖かった。

ポーズ名は全てサンスクリット語で、挨拶してから「00のポーズ何カウント」

と指示される。そこはメトロノームが動いていて、自分で数えながら指示さ

れたポーズをキープする方法だった。ポーズの間にはリラックスもあったが

「リラック00カウント」と指示されたが、目の前にはインド人の先生がいて

じっと見ている、とてもリラックスした気分にはなれなかった。

 つまり集中は体ではなく、メトロノームなので、それが私にはどうしても

理解できなかった。

 

コメント
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