ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

夜中にお月様を眺めて

2024-09-18 03:19:35 | エッセー
 目が醒めて夫の様子を見たら、いつものように何もかけずに寝ていた。
退院して約2週間、ほとんど食べず、水も飲まないのに比較的元気で
(もしかしたら奇跡は起きないのかしら?)と思った。
少しでも食べてくれればと、毎日いろいろなものを与えてみるが、昨日
はスプーンでほんの少し(茶碗むし、はんぺん、すいか、キューイなど)
食べた。

 そのため、大好きなおせんべを「食べてみる?」と聞いたら、手で
持ってほんの少しかじったからだ。でも・・・一瞬の期待感だった。
 リビングルームで寝ているので、 15夜のお月様はベッドから見える。

「ほら15夜のお月様よ、きれいでしょ」と言っても、体は向けても反応は
なかった。夜中にいろいろ考えて眠れず、ベランダに出てお月様を眺めたら
西の空に光っていた。でも、雲がかかっていたがしばらく眺めた。
 外はやはり暑かった。

コメント
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