ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

努力の成果があったと実感

2021-05-20 06:19:57 | エッセー

  先日NHKの「ハートネットTV」で、脳科学者の先生が認知症のお母さんを

介護して様子が放映され、私は大変興味深く熱心に見た。

 昔「大脳生理学」と言われ現在は「脳科学」と言われている勉強を、素人なりに

かなり勉強した。余命は5年と言われる認知症、心臓など余病もあるのに、「男性

の平均寿命より、幸せな状態で10年間は長生きして欲しい」と私は欲張っている。

 その結果は確実に表れ、この7月に夫は89歳になる。

※デイホームのワーク

 満10年間過ぎたが、3か月に一度精神科の定期診察、毎月ホームドクターの検診

毎週3日間のデイホームへ通っている。デイホームの手厚い対応も、大変有意義で

効果があるようで、いつも感謝している。家庭では栄養的にバランスの摂れた食生活

私でできる心身面のケア、オシャレで身ぎれいになどなど・・・夫が穏やかで元気な

のは「多分毎日私が夫に対するすべての言動かも知れない」と感じていた。

 その番組を見ていて、脳科学者の先生は「脳の中を整理できる物質が出るリラッ

クスした状態を時折つくる」「感情のシステムは脳の中の深い部分にある」「プライド

は決して傷つけない」など、お話しなさっていた。

 ※昨日はナポリタン、栄養満点大盛りを美味しそうに全部食べた。

 

時折夫の状態を見て「現役時代よりずっと素直で、とても介護しやすい、認知症

と診断され、満10年を過ぎている夫が、記憶こそできないが、時折実に理路整然と

したことを言うのは何故だろう?」と考えていた。毎日心している言動は、心理

カウンセラー、またヒーラー的な介護と思っていたが、もしかしたら気づかずに

「脳科学的な視点」で対応していたのかも知れない。

 長年研鑽した雑学的な知識は、毎日の生活面で、多いに役立っているのだと

ちょっと嬉しくなった。夫は今日も元気で機嫌よく、デイホームのお迎えの車に

乗ったが、心の中で「あなた今日も楽しく元気でね」と、ベランダで見送った

風の強い今日だった。

 

 

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