豆をお月様にお供えしようと畑に。
しゃがんで、莢のふくらみを見ていると、
ブンブンと騒々しい。
何？
音がする方に近づいてみると、
小さな蜂たちが ウド の花に群がっている。
ほろ苦い ウド からは想像できないけど、
この花にも甘い蜜があるんだね。
” オー ”
ひときわ大きな蜂が一匹！
他の蜂の１０倍はありそう。
怖いから、そーっと後ずさり。
すぐ近くには、
かわいいコスモスも咲いているのに、こちらはサッパリ。
秋風にゆれ、少し寂しそう。
そうだ、豆といっしょにお月様にお供えしよう。
久々に作った箱寿司に南天の葉を添えようと思い、
庭に出て妙なものを発見。
松茸だったなら嬉しいのに。
” 思うようにならんなぁ、雨のバカ野郎！！”
道端からぬかるんだ畑を眺め独り言を言う隣の兄さん。
兄さんだけじゃないよ。
畝を立ててあったはずが雨で土が流れ平らになっている。
細い双葉からギザギザの葉が出てきた人参は、
雨に叩かれ土に張り付いてしまった。
もう一度、時無し人参を蒔こうか。
そして、雨間を見ての稲刈り。
湿っているせいか、刈った稲がスムーズに機械の中を流れず
コンバインが止まってしまう。
機械が怒れば、とうぜん運転手も機嫌を損ねる。
こっちにまでトバッチリ・・・。
カラッと晴れて、高く、青い空が見たいです。
