madamu まめとら

小さな種からの 食材調達 できればラッキー!

2018-09-20 22:01:04 | 日記

 

 

 

  朝夕の風や虫の音が少しずつ 秋 を感じさせます。



  

 もう少し違う 秋 を感じたくて電車に乗って出かけました。

 

 

 ひんやりした空気の塩尻の駅。 

 

 

 ここでバスに乗り換えです。

 

 黄金色の稲穂や白い蕎麦の花がキレイ。

 

 

 

 

 

 稲刈りが始まっています。

 はさがけの作業は大変だと思うけど

 お米はきっと美味しいだろうなぁ。

 

 

 里からだんだん山の方へ。

 

 

 1時間以上経ったと思います。

 バスから降りると。


 

 

 

 

 

 葡萄の棚もありました。

 でも、今日は果物狩りではありません。

 

 

 

 

 

 さらに歩いて坂を上っていきます。

 

 栗が落ちていたり、きれいな天然のキノコが生えていたり。


 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グレーの 巨大ベンチ と ポスト と 建物 が見えてきました。

 

 

 

 

 

 ベンチ  をよーく見ると、沢山の絵筆がはめ込まれています。

 

 

 

 

 

 

 ここは、戦争で亡くなった画学生が描いた絵の展示館です。



 

 もう少し進みます。








 

 見えてきたのは教会のような美術館です。



 

 ” 無事に帰ったら結婚しよう。”

 と、モデルになってくれた彼女に贈った絵。

 約束が叶うことはなかったけれど、

 その絵を大切に持ち、独りの人生を終えた彼女。

 

 

 召集令状を受取り、

 出征までの11日間で描いた祖母の絵。

 ごつごつした働き者の手をしたお祖母さん、

 どんな思いで孫を送りだしたのか。

 

 

 吉永小百合さんが絵の前に立ち涙されたという。


 

 

 

 お話を聞いた後には、バイオリンの演奏会。

 

 

 

 

 

 1曲目からジーンとくるものが・・・。

 

 

 

 


 

 ” 壁に掛けられた絵が何かを語りかけてくる。”

 と、敦子さんは話されたそうです。

 その返答はバイオリンでされた?


 

 こんなにも近くで敦子さんの演奏を聴くことができ幸せでした。

 


 

 

 

 

 

 

 秋の夕暮れは早いです。


 

 

 

 

 

 

 塩尻の駅に着いた時には、月が・・・。

 月の砂漠、 アンコール曲のひとつでした。



 

 

 帰りの電車を待っていると、お蕎麦やさんが目に。



 

 葉わさびのお蕎麦を注文。

 kiyomi さんは プラス 玉子。

刺激があって美味しかったわ。


 

 最後は、やっぱり食欲の秋でした。(^^)/~~~



 

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一過

2018-09-08 23:18:44 | 日記

 

 

 

 

 ” 海水温度が高いで まんだ 出来るな。

 ひょっとすると、10月どころか11月に台風が来るでー。”

 と、畑で話をした翌日には北海道で震度7の地震。

 

 自然災害が続いて怖いです。 

 多くの尊い命が奪われて残念です。

 

 

 私が住む辺りは平坦な土地。

 台風21号でハウスのビニルがあっちでもこっちでも破れました。

 畑の作物は・・・。

 

 

 

 


 ” この程度ですんでよかったと思わなぁ。”

 と、苦笑いする近くのオジさん。

 多くの経験があって言えたことだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 ふだん静かな我が家の玄関に20足ほどの靴が並びました。

 

 ” お抹茶を点てるので座ってお菓子をどうぞ。”

 

 桔梗をイメージして作られたようです。

 

 

 

 

 

 次々とお茶の準備をしていてふと気づいたのは、

 皆さんが立ってお話していること。

 

 長く座ると足が痛いし、

 いったん座ると立ち上がるのが大変ということらしい。

 

 椅子が必要な人は、大正生まれの長老の他にもいらっしゃいました。

 

 ゆったりとお茶を飲み、

 外を眺める長老の姿は爺様を思い出させます。

 

 軒下のカメを見て、

 ” あの中に麦を入れ、棒でつき、皮をとったものだ。”

 

 

  常滑で焼かれたようです。

 

 

 

 

 今では使いませんが、私が覚えているのは、

 ばぁ様が漬け物に使っていたことです。

 大根を敷き詰め塩と黄粉をふり、

 その上には石を山のように積んでいました。

 

 その時代、その時の使い方の様子がわかります。

 

 

 ” そういえば、歯が傷んだ時、

 近くの神社に豆腐を供えてお参りしたと聞いたことがあるけれど歯の神様なの?”


 ” 昔は、歯医者がいなかったから

 歯痛の時に神頼みをしたんだろうね。

 

 その神社の狛犬は、私の御祖父さんの弟が奉納したんだ。

 後ろに名前が刻まれているはずだよ。"

 

 

 

  ありました。

 

 

 

 

 

 ” 御祖父さんにはよく負ぶってもらったよ!

 造り酒屋に寄るのが散歩のコースでね。”

 

 かわいい孫の守りをしながらほろ酔い気分だったのかな。

 

 ” 火の見櫓の隣の家は・・・。

  誰だれは・・・・・。”

 

 ご自宅では、きっと静かに毎日を過ごされているはず。

 久々に訪れた生家で、ぽつりぽつりと古い記憶が甦った様子でした。

 

 長老の20歳下の末弟は、

 ワルサをして父親に叱られた時の思い出を笑って話してくれました。


 カイコを飼っていたという屋根裏に放り込まれ、

 昇り降り用のハシゴを外されたと。

 

 伊勢湾台風のときは、

 家族皆で縁側に並び、強風であおられる戸を押さえたと。

 さすがに、大婆さんは戦力にならんかったらしいですが。


 

 今は、小勢で暮らす家族がほとんど。

 大勢でにぎやかに暮らした幼い頃が懐かしいとさ。


 

 

 皆さんを見送った後、

 静かな玄関はいつもより広く感じました。

 

 

 

 

 

 

 

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