朝夕の風や虫の音が少しずつ 秋 を感じさせます。
もう少し違う 秋 を感じたくて電車に乗って出かけました。
ひんやりした空気の塩尻の駅。
ここでバスに乗り換えです。
黄金色の稲穂や白い蕎麦の花がキレイ。
稲刈りが始まっています。
はさがけの作業は大変だと思うけど
お米はきっと美味しいだろうなぁ。
里からだんだん山の方へ。
1時間以上経ったと思います。
バスから降りると。
葡萄の棚もありました。
でも、今日は果物狩りではありません。
さらに歩いて坂を上っていきます。
栗が落ちていたり、きれいな天然のキノコが生えていたり。
グレーの 巨大ベンチ と ポスト と 建物 が見えてきました。
ベンチ をよーく見ると、沢山の絵筆がはめ込まれています。
ここは、戦争で亡くなった画学生が描いた絵の展示館です。
もう少し進みます。
見えてきたのは教会のような美術館です。
” 無事に帰ったら結婚しよう。”
と、モデルになってくれた彼女に贈った絵。
約束が叶うことはなかったけれど、
その絵を大切に持ち、独りの人生を終えた彼女。
召集令状を受取り、
出征までの11日間で描いた祖母の絵。
ごつごつした働き者の手をしたお祖母さん、
どんな思いで孫を送りだしたのか。
吉永小百合さんが絵の前に立ち涙されたという。
お話を聞いた後には、バイオリンの演奏会。
1曲目からジーンとくるものが・・・。
” 壁に掛けられた絵が何かを語りかけてくる。”
と、敦子さんは話されたそうです。
その返答はバイオリンでされた?
こんなにも近くで敦子さんの演奏を聴くことができ幸せでした。
秋の夕暮れは早いです。
塩尻の駅に着いた時には、月が・・・。
月の砂漠、 アンコール曲のひとつでした。
帰りの電車を待っていると、お蕎麦やさんが目に。
葉わさびのお蕎麦を注文。
kiyomi さんは プラス 玉子。
刺激があって美味しかったわ。
最後は、やっぱり食欲の秋でした。(^^)/~~~