アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

骨 折

2006年09月19日 | 雑記
息子が骨折した。

外科の先生が、レントゲン写真を見ながら、
「骨折ですね~」と一言。

「骨折」
そんな言葉は全く予想していなかった私は、
「はぇっ!?」
というリアクションしかできなかった。

一昨日の日曜日。
珍しく日曜日に部活があった。
部活が大好きな息子は、お弁当を持って勇んで学校へ行った。

夕方、いつも通りに帰ってきた息子が、
まっすぐに私のところへ来て、
私の手に息子の右手をピタリとくっつけた。
「冷たっ!」
雨で冷えたというのではなく、何だろう?
とても冷たい。

そして息子は、後ろに回していた左の手を、
やおらと前に持ってきた。
その手には、ゴム製の氷のうがひとつ。

「あ~、これで冷やしていたのね。
 どうりで冷たい!」

「練習中に手首を痛めて、ずっと痛くて…。
 マネージャーさんが、これ持って帰っていいよって・・」

マネージャーの女子生徒が、氷のうに氷を詰めてくれたらしい。
氷のうの中には、まだ氷がたくさん残っていた。

息子の右手首付近を触ってみると、「痛い」と言う。
「ひねったのかな?」と私。
「う~ん、よくわからない」と息子。
でも、何もしていなければ、特にどうということもなさそうなので、
そのまま冷やして、様子を見ることにした。

昨日の敬老の日は、祝日で病院もお休み。
息子も、丸一日、学校の友人2人と遊んでいた。
わりと平気で、ゲームもしていた。

今日も部活はあったのだが、
痛い手のままではロクにできないということで、
休んで病院へ行くことにした。

自宅から、電車でひと駅のところにある外科へ行ってみた。
評判の良い外科である。

名前を呼ばれ、診察室に入り、症状を説明して、
レントゲン写真をとり、再び名前を呼ばれて診察室へ。

そこで、「骨折」、と言い渡された。

「今日は、添え木をあてて固定します」
という医師の言葉を聞いた息子は、
「治るまで、どのくらいかかりますか?」
と心配そうに尋ねる。
「3週間!」キッパリと医師が答える。

息子と私は、一瞬言葉をなくして、ふたりで顔を見合わせた。
思わず私は「今日ここへ来てよかったね~!」と言った。
ちょっとマヌケな気がした…。

さらに息子は医師に尋ねる。
「あのぉ、いつから運動できますか?」
「しっかりくっついたら、今度はリハビリに通ってもらうから・・」
「じゃあ、1ヶ月は無理だ。。」

あまりにも予想外の事態に、息子はガックリ。
そこへ医師からのアドバイス。
「せっかくだから、勉強しなさいね」
と、親にとっては超ウレシイお言葉!
息子はバツが悪そうにニヤリとして、でも無言。

添え木で固定されて、包帯をグルグル巻きにされ、
三角巾を首から吊して、そこへ腕を収めて。
「今日は、なるべく安静にしていてくださいね」
と、看護師さん。

気の利いた言葉が思い浮かばない私は、再び、
「今日来てよかったわ!」と言った。
すると看護師さんが、
「そうね。放っておくと、腫れてきますからね」
と、ホントにそうよ~という風で。

診察室から出て、待合室で、
全く面識のない方から声をかけられて・・
「大変ですね~」
「はい、そうなんですよ。しばらくはねぇ」
「頑張ってください」
「ありがとうございます。では、お先に失礼します」

しばらく通うので、また会うかもしれない人である。

特に何ということもない短い会話ではあったが、
不意打ちを食わされたような私たち母子にとっては、
ちょっと応援されたような、ちょっと嬉しいような、
そんな気がして、少し元気になった。

明日も、必ず病院へは行かなくてはならないし、
その後も、かなり頻繁に通わなくてはならない。

今日から3日ほどは、鉛筆も、お箸も、持てない息子。
何かと支障が出てくることだろう。
数日経てば、指だけは使えるように、
指先の包帯を加工してくれるようだが。
それにしても、まだまだ不便だわ~。

お風呂も、当分はシャワーのみ。
それだって、右手が使えないと・・・・・。

良い機会だわ。
左手、鍛えたら?
ま、必然的に鍛えられるわネ。

当分の間、私の仕事が増えるのも、必然的ネ。

ツリフネソウ (釣舟草)

2006年09月19日 | 誕生花
   

<9月19日の誕生花>
  ツリフネソウ
   ・釣舟草(つりふねそう)科
   ・学名 : Impatiens textori
         Impatiens = ツリフネソウ(ホウセンカ)属
         textori = 採集家「テックストル」さんの
   ・別名 : 紫釣船(むらさきつりふね)

<花言葉>
  安楽、私に触れないでください、詩的な愛、人を慕う

今日の誕生花、ツリフネソウの
花色は、紅紫です。

日本全国の、やや湿った山地などに群生しています。

昨日の誕生花でもあるホウセンカと同じ仲間で、
熟した果実に、ちょっと触れるだけで、
果実が勢いよくはじけて、種をとばします。

そのため、どちらにも「私に触れないで」
という花言葉があるのでしょうね。

ツリフネソウも、ホウセンカも、
学名の属名が「インパチエンス」です。

園芸店等で「インパチエンス」というと、
「アフリカホウセンカ」のことになります。

ツリフネソウも、インパチエンスも、
ギラギラの直射日光ではなく、
半日陰や日陰くらいの方が良いという植物です。
少しの日光と、十分な水分で、
きれいな花をたくさん咲かせてくれるのですね。