
<3月11日の誕生花>
ニガナ
・菊(きく)科
・学名 : Ixeris dentata
Ixeris = ニガナ属
dentata = 歯状の、歯牙のある
・原産地 : ヨーロッパ、アジア
・英名 : Ixeris
<花言葉>
質素
今日の誕生花、ニガナの
花色は、黄です。
開花時期は、5月頃~7月頃。
ニガナは、日本全国に生育しています。
生育場所も、草原、荒れ地、乾燥した場所、湿潤な場所と、
適応力抜群です。
共通しているのは、日当たりの良い場所、ということ。
葉や茎を傷つけると、白い乳液が出てきます。
この乳液がとても苦いことから、
苦菜(ニガナ)と呼ばれるようになりました。
ニガナの仲間には・・・
野苦菜、河原野苦菜、岩苦菜、浜苦菜、高嶺苦菜、
などがあります。
この他にも、とても多くの仲間があります。
ニガナよりも頭花が大きく、
舌状花の数が7~11枚のものは
ハナニガナ(花苦菜)と呼ばれているようです。
沖縄料理に使われるニガナとは、種類が異なります。
普段、何気なく目にしていた小さな黄色い花。
花の直径は2センチもないくらい。
意識はしていなくても、記憶に残っていなくても、
目にしたことのある方は、とても多いはず。
ニガナには薬効があります。
苦味健胃薬として健胃・食欲増進に効果があり、
全草を天日乾燥したものを煎じて服用するのだとか。
また、早春の小さな若葉は、食用にもなるようです。
いろいろな場所で、場面で、多くの人のお役に立ってきた、
そんな植物なのでしょうね。