アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

オランダ苺

2008年12月05日 | 誕生果
きょうのお天気は、天気予報どおり。

いつしか雨が降り始め、風が吹き始め、
風はだんだん強くなる。

強い風の中を歩くのは、とっても久しぶり。
なんだか心地よい。

木の枝に残っていたたくさんの葉を、
強い風が空中に舞い上げていく。

思わず立ち止まり、
宙を舞う葉を、しばし眺める。

夕方。
昼間の強い風はなくなり、穏やかな空気の中。

ふと見ると、木々の枝に、葉はない。
すっかり初冬の風景。

昼間の風は、
この秋最後の風だったのかもしれない。


■12月5日の誕生果

   オランダ苺 (おらんだいちご)
     清らかな心

 ・英名 : strawberry
 ・和名 : オランダイチゴ
 ・分類 : バラ科、 オランダイチゴ属
 ・原産地 : アメリカ、ヨーロッパ


オランダ苺。
イチゴのルーツ。

18世紀中頃のオランダで、
北アメリカ原産のヴァージニアイチゴと、
南アメリカ原産のチリイチゴとを
交配して生まれたのが、このオランダイチゴです。

日本へは、江戸末期に
オランダ人により伝えられました。
ところが、食用としては発達しませんでした。

昔の日本では、
野生のキイチゴが食用にされていたものと思われます。

『枕草子』にもイチゴの記述があるくらいですから、
キイチゴは人々に好まれていたのでしょうね。

時が過ぎ、1872(明治5)年以降。
フランスから導入された「ゼネラル・シャンジー」
をもとに育成された「福羽(ふくば)」が、
日本のイチゴの基礎となりました。

それから1960年代まで。
イチゴは、5~6月だけ食べられる季節物でした。

栽培技術の開発や、品種改良などにより、
冬でも食べられるようになりました。

日本で栽培されるイチゴのほとんどは、生食用です。

ケーキなどの業務用やジャム用のイチゴのほとんどは、
アメリカなど外国から輸入されているのだそうです。

イチゴがどっさり使われたクリスマスケーキ。
年末年始のお使いもの、などなど。

現代では、これからがイチゴのシーズンのようですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月5日の誕生色 : 黒 紫
■12月5日の誕生花 : ナンテン、他