アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

犬薔薇

2008年12月22日 | 誕生果
昨日の夕方。
なまあたたかい風が吹いていて、ちょっと不気味でした。

夜になり、それぞれが部屋に落ち着く頃。
外は、ものすごい風!

ベランダにあるゴールドクレスト2鉢が
ドサッと倒れたのがわかりました。

物干し竿も吹き飛ぶのではないかと思いたくなるくらい、
すさまじかったです。

それでも、いつの間にか深い眠りに落ちていた私~。

きょうは全国的に
気温がグンと低くなっているようですね。

でも南関東だけは、妙にあたたかい。

午前中、ダウンジャケット着て歩いていたら、
汗ばんできちゃいました。

全国の気象情報を見てみると・・・
・・・東京、神奈川、千葉、山梨の気温が高めです。
埼玉も、やや高め?

なんと。
東京の最高気温20度は、沖縄の那覇と同じ!

一方。
札幌はマイナス1度で、大阪が11度、福岡は7度!

狭い日本列島、されど日本列島。

寒気を伴った低気圧が、日本海からやってきているので、
日本海側では気温が低くなっているのですね。

太平洋側も雲は多めなのですが、暖かい。
しかし、夜には急に寒くなってくるとの予報です。

明日は、全国的に冷え込みそう~。
今夜はあたたかくしてお休みくださいね。


■12月22日の誕生果

   犬薔薇 (いぬばら)
     賢明、友を思う

 ・英名 : Rose Hip, Dog Rose
 ・和名 : イヌバラ、ヨーロッパ野薔薇(のいばら)
 ・分類 : バラ科、 バラ属、 落葉低木
 ・原産地 : 地中海沿岸、ヨーロッパ


犬薔薇。
ヨーロッパでは、ごく一般的な野生のバラ。

木の高さは2~3メートルになります。
枝には、たくさんの鋭いトゲがあります。
5~6月には、淡紅色から白色の美しい花が咲きます。

そして秋には、深紅色の実がなります。
これが ローズヒップ です。

この果実は、とても良い香りがします。

ローズヒップには、
「天然ビタミンCの爆弾」と呼ばれるほど
豊富なビタミンCが含まれています。
(レモンの20倍とも言われています。)

植物ですが、カルシウムもたっぷり含まれています。

そしてまた、コラーゲンの生成と保持にも
大きな役割を果たしていると言われています。

ハーブティーのほか。
ゼリーやプリザーブにも利用されています。

   ※プリザーブ
     果実の形そのままのジャムや、保存食

ところで。
なぜ、犬薔薇という名前なのでしょう?

植物の名前に「犬」がつくのは、
似ているけれど「違う」ものの場合が多いです。

でも、犬薔薇は、れっきとしたバラ。

どうやら、いくつかの説があるようです。

その昔、ローマの兵隊が狂犬に噛まれたとき、
バラの根の薬効を利用して傷を治療したと言われています。

同じく、古代ギリシャでも
バラの根を煎じて、狂犬病の治療に用いたと言われています。

それから。
実はドッグ・ローズのドッグは犬のことではなく、
ダッグ・ローズ (dag rose) が訛って伝えられたのでは、
という説もあります。

dag には「短剣」の意味があるので、
バラの鋭いトゲを指すのではないかと推測されています。

はてさて、真実やいかに?

もしかしたら、動物の犬同様、
人間のごく身近で役立つ存在だからかもしれませんネ。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月22日の誕生色 : ヘリオトロープ
■12月22日の誕生花 : ヒャクニチソウ、他

難しい音楽用語 (19)

2008年12月22日 | 音楽用語
専門用語は難しい。。
音楽用語についても、同じことが言えると思います。

私が今よりも音楽用語を知らなかった頃は、
本当に勘違いだらけでした。。σ(^◇^;;


たとえば、シャコンヌ (chaconne)


シャコンヌって、海の幸か何か???。。σ(^◇^;;

シャコンヌ (chaconne) はフランス語。
ちなみに、イタリア語ではチャッコーナ (ciaccona) で、
スペイン語ではチャコナ (chacona) です。

変奏曲の一種で、3拍子の舞踏的な器楽曲。
3拍子ですがアクセントは2拍目のことが多く、リズムは荘重。
また、バスで主題を反復しながら上声が変奏されていきます。

もともとはメキシコを中心にしたラテンアメリカの音楽が、
17世紀にスペインやイタリアに渡り発展したとのこと。

スペインでは、
ギターにカスタネットやタンバリンなども交えて
賑やかに踊られる音楽だったようです。

その後イタリアやドイツで、
器楽形式として発展しました。

J.S.バッハの
「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」
パルティータ第2番第5楽章
のシャコンヌが有名です。