アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

堂上蜂屋柿

2008年12月21日 | 誕生果
きょう12月21日は 冬至 (とうじ)(winter solstice) です。

二十四節気のひとつで、
北半球では太陽が最も低く、夜が最も長くなる日です。

冬至の日に、柚子湯に入り、小豆粥やカボチャを食べると、
風邪をひかないと言われていますね。

カボチャ。
わが家では、煮物も、お味噌汁も、スープも、大歓迎!
サラダも、プリンも、おいしい。

先日、カボチャを2玉いただきました。
全部作って、ようやく1玉完食です。

さて、きょうは?


■12月21日の誕生果

   堂上蜂屋柿 (どうがみはちやがき)
     感謝、尊敬

 ・和名 : ドウガミハチヤガキ
 ・分類 : (カキノキ科、 カキノキ属)
 ・原産地 : 日本


堂上蜂屋柿。
千年以上の歴史を持つ干し柿。

平安中期。
美濃国の国司が、干し柿にして朝廷に献上したところ、
「蜜より甘い干し柿」という高い評価を得たとの
記録が残っています。

そして、柿と村は「蜂屋」と名付けられました。
当時の蜂屋村は、現在の美濃加茂市蜂屋です。

江戸時代に入ってからも、
毎年、幕府に献上されていました。

平安時代中期以降ずっと、
朝廷や幕府、つまり、堂上(殿上)人に献上されていたことから、
「堂上蜂屋柿」と呼ばれるようになったのだそうです。

かつて干し柿は、お茶席でのお菓子としても、
重宝されていました。

大人の片手ほどもある大きな堂上蜂屋柿も、
茶菓子として高級果物店で販売されていたそうです。

堂上蜂屋柿は、11月下旬に収穫されます。
その後約40日、天日干しされると、
飴色の干し柿に仕上がるのだそうです。

高級なものは、干し柿1個が千円にもなるそうで。

堂上蜂屋柿を、
平安時代の姫君も召し上がったのでしょうか?


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月21日の誕生色 : リ ラ
■12月21日の誕生花 : コルチカム、他