アンダンテ ~私の歩幅で~

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コブミカン

2009年02月11日 | 誕生果
きょう2月11日は 建国記念の日 ですね。

建国をしのび、国を愛する心を養う国民の祝日
とされています。

かつては「紀元節」という祝日でしたが、
戦後に廃止されました。

1957(昭和32)年以降、9回の議案提出・廃案を経て、
1966(昭和41)年に 国民の祝日 になりました。

きょうは「建国記念の日」ですが、
なぜ、「建国記念日」とは呼ばないのでしょうか?

「記念の日」というのは、

  ・その当日ではない
  ・そのことを記念するための特別な日である

という考えから、
「建国記念の日」と呼ばれることになりました。

もっと昔からある祝日かと思っていました。
(紀元節を考えると、昔からある、わけですが。)

この祝日ができた頃の日本は、
まだまだ「建設中」だったようにも思います。
(常に「建設中」ではありますが。)

今は、国を構成する「人間」に対する見方が、
随分と変化してしまったように感じています。

「人間」を「人の間」と考えてみるのも、
悪くないかもしれません。


■2月11日の誕生果

   コブミカン 
     独立心、無鉄砲

 ・英名 : kaffir lime
 ・和名 : 瘤みかん(コブミカン)、カフィアライム
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属
 ・原産地 : インドネシア、マレーシア


コブミカン。
個性的な外観と素晴らしい芳香を持つ柑橘。

外観は、シワシワでゴツゴツしていて、
まるでコブがたくさんついているみたいです。

果実は、径4センチほど。
果皮は、緑色。
枝には、トゲがあります。
葉は、芳香を放ちます。

果実は、苦くて、酸っぱくて、
食用にするには、難しいみたいです。

一方、果皮は、とても良い香りがします。

そのため、日本の食卓におけるユズのように、
薬味や香油として香りが楽しまれています。

また、産地のアジア諸国では、
石けん代わりに使用して、頭髪や体を洗うそうです。

香りだけでなく、
その洗浄力も認められてのことなのですね。

果汁と果皮は、
インドネシアの医療でも利用されているのだそうです。
果皮から取れる油には、強い殺虫効果があるらしい。

また、葉も、とても良い香りを放ちます。
そのため、ローリエの葉と同じように、
スープの香料として利用されているとか。

また、クルウングと呼ばれるペーストのベースとして、
エスニック料理などを引き立てています。

トム・ヤム・クンの味わいの演出には、
このコブミカンの葉の香りも
大きく関わっているようですよ。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月11日の誕生色 : 紅 色
■2月11日の誕生花 : メリッサ、他