アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

阿久根文旦

2009年02月25日 | 誕生果
パラパラと見ていた雑誌に、
ブルーベリージャムの作り方が載っていました。

材料は、冷凍ブルーベリー、お砂糖、レモン汁、のみ。
作り方は、煮詰めるだけ。

簡単に作れて美味しそう~♪
すっごいユーワクです。

おあつらえむきに、
最寄りのスーパーでは冷凍食品特売日。

・・・で、
買ってきたのは、チリ産の生ブルーベリー。

生のまま、ぜんぶ、食べちゃいました……。

次の冷凍食品特売日には、
冷凍ブルーベリーと冷凍ラズベリーを買ってきて、
ジャムを作る予定・・・かな?


■2月25日の誕生果

   阿久根文旦 (あくねぶんたん)
     郷愁、里心、なつかしみ

 ・英名 : pummelo
 ・和名 : アクネブンタン、本田文旦(ほんだぶんたん)
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑小高木
 ・原産地 : マレー諸島、東インド諸島


阿久根文旦。
ブンタンやザボン類の名前の大元になった柑橘。
別名を、本田文旦といいます。

果実は、重さ400グラムほど。
果皮は、黄色で熱い。
果肉は、基本的に淡黄色、赤肉もあり。

香りがよく、
甘酸バランスのとれた上品な味わい。

収穫後、酸味を減らすため、
一定期間貯蔵してから流通しています。

さて、阿久根文旦の名前の由来は、というと・・・

1772年、日本は鎖国時代の頃。
1隻の船が、鹿児島の阿久根港に漂着しました。
中国の交易船でした。

阿久根の通訳官や代官所は、
親切に対応したのだそうです。

漂着した船の船長は、とてもとても感謝して、
大きなミカンを2種類、お礼に置いていったのだとか。

阿久根の代官所では、それらのミカンを食べ、
種を植えたところ、実がなりました。

果肉は、朱と白。

名前をつけるにあたり、船長の名前である 謝文旦 から、

  ・朱の果実には 謝文
  ・白の果実には 文旦

と名付けたのだそうです。

謝文と呼ばれる朱い柑橘は、
後にザボンと呼ばれるようになりました。

文旦のルーツは、精一杯の感謝の気持ち。
そして、それを真摯に受け止めた気持ちだったのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月25日の誕生色 : ミストホワイト
■2月25日の誕生花 : ジャコウバラ、他

緊張という名のヴェール

2009年02月25日 | ピアノ全般
大人になってから、
それも30代が終わろうかという頃から
ピアノを習い始めた私。

最初の頃は、レッスン時の先生の前ですら、
緊張して手が震えている状態で、必死に弾いていました。

生まれて初めて人前で演奏した時の緊張感といったら、
それは、もう、すさまじいものでした。

出番を待つ間の、時間感覚のなさ。
ぬぐっても、ぬぐっても、汗ばむ手のひら。

全身が加熱し過ぎて、
発熱して倒れてしまうのではないかと思いたくなる収縮感。

そして、出番がきて、ピアノに向かうと、
白と黒の鍵盤が、際限なく並んでいるように見えて。

自分が最初に触れるべき鍵盤がどれであるのか、
わからなくなりそうで…。

最初の音を間違えずに出せたことさえも、
奇跡に思えるほどでした。

演奏中は、自分の意志とは関係なく、
手が震え、膝が震え、足が震え・・・。

その後もポツリポツリと人前演奏の機会があり、
そのたびに、心拍数急上昇と震えの中で演奏していました。

細々とでも、人前演奏の経験を重ねるに連れて、
ほんの少~しずつ、極度の緊張感はなくなってきました。

仲間たちとの練習会でも、最初は手が震えましたが、
今では、ほどよい緊張感のように思います。

緊張感という大きなモノにばかり目がいってしまうと、
肝心なポイントが見えなくなりますねぇ。

たぶん、緊張は二次的要因。

いつものように弾けない、つまり、思うように弾けないのは、
一言で言ってしまうと、まだ練習不足なのでしょう。

「あの箇所が不安」とか「もう少し練習できれば・・」
などと未練がましく思ってしまうと、演奏が崩れます。

限られた練習時間の中で、自分自身が納得できるところまで、
いかに持っていけるのかがポイントになるのかもしれません。

その上で、まだできないことも全部ひっくるめて、きちんと認めて、
素直に精一杯の演奏をしてみたいと思います。