アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ダナー

2009年02月23日 | 誕生果
3年前の今日、つまり、2006年2月23日。

トリノオリンピックのフィギュアスケートで、
荒川静香選手が金メダルを獲得しています。

荒川選手といえばイナバウアー。

上体をそらせて美しい曲線を描くイナバウアーは、
荒川選手ならではですね。

  ※イナバウアーとは
    足を前後に開き、つま先を180度開いて真横に滑る技。

    上体を反らすことがイナバウアー
    と誤解されがちです。
    それだけ荒川選手のイナバウアーの印象が
    強烈だったのでしょうね。

得点にはならない技であるイナバウアーを、
オリンピックの大舞台で、荒川選手は披露しました。

ショートプログラムを終えた時点で3位だった荒川選手。

手堅い演技でメダルを確実にするならば、
イナバウアーは余分な演技だったのかもしれません。

でも、トゥーランドットを荒川選手が表現するためには、
彼女のイナバウアーを外すことができなかったそうです。

荒川選手のスケートを見てもらうために。
トゥーランドットへの強い想いを伝えるために。


■2月23日の誕生果

   ダナー (Donner)
     はにかんだ愛情

 ・英名 : Donner
 ・和名 : ダナー
 ・分類 : バラ科、 (オランダ)イチゴ属
 ・原産地 : アメリカ合衆国


ダナー。
アメリカからやってきたイチゴ界の革命児。

1945年(昭和20年)、カリフォルニア大学で育成されました。
日本へは、1950年(昭和25年)頃、導入されました。

果形は、丸みがかった短円すい形で、大きい。
果色は、濃鮮紅色。
甘みと酸味のバランスがよく、香りもよい。

日持ち性や輸送性も高いため、
半促成栽培用として、長い間イチゴの主流でした。
(現在、商業用としては栽培されていません。)

当時は「いちごミルク」が普及・流行しており、
それとともに人気が高まりました。

昭和30年代に入ってから。
ビニールのトンネルやハウスによる加温施設栽培も盛んになり、
春になる前の季節にも、イチゴが出回るようになりました。

ダナーが独占していたイチゴ市場にも、
新たな時代がやってきました。
宝交早生(ほうこうわせ)の登場です。

ダナーと宝交早生による「競争」が始まり、
価格も、より求めやすくなったとか。

当時は、日本経済の高度成長期。

「イチゴの消費量は、文化のバロメーター」
と呼ばれるほど、消費量も拡大していきました。

イチゴのダナーは、小さな贅沢。

さりげなく、そっと、
人々の心に豊かさを与えてくれたのかもしれません。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月23日の誕生色 : 菜の花色
■2月23日の誕生花 : アンズ、他

桃の・・・

2009年02月23日 | 
スーパーの一角に、「桃コーナー」出現!

といっても、果物売場にではありません。
お菓子売場にです。

パッと見て、ピンク色のコーナー。
よく見ると、桃のお菓子が数種類。

  ・カスタードケーキ
  ・キットカット
  ・アポロチョコ (だったかな?)

ピーチヨーグルト味のチョコも、あるみたいですが。
(明日、チェックしてみよう~♪)

でも、なぜ、今の時期に桃?
と、不思議に思ったのですが・・・。

そうか!
キーワードは「団子」ではなくて「花」なのね。

そうです。
桃の花の季節です。

春らしい淡いピンク色のパッケージに入った
桃のお菓子♪

「期間限定」の4文字も、大きな誘惑デス。