アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

シュンラン (春蘭)

2007年03月26日 | 誕生花
   

<3月26日の誕生花>
  シュンラン
   ・蘭(らん)科
   ・学名 : Cymbidium goeringii
         Cymbidium = シュンラン(シンビジウム)属
         goeringii = 採集家「ゲーリング」さんの
   ・原産地 : 日本、中国、朝鮮半島
   ・別名 : 黒子(ホクロ)、ハクリ、エクリ、ジジババ
   ・英名 : Riverstream orchid

<花言葉>
  控えめな美、気品、清純、素直な心、素朴な心、飾らない心

今日の誕生花、シュンランの
花色は、赤、橙、紅紫、淡黄緑、淡緑です。

開花時期は、3月頃~4月頃。

学名の「Cymbidium(シンビジウム)」は、
ギリシャ語の「cymbe(舟、ボート)」+「eidos(形)」
が語源です。

花の形が、ボートに似ているからなのですね。
折り紙の舟のイメージに近いかも。。

シュンランは、春の早い時期に咲く蘭なので、
春蘭と名付けられました。
春の訪れを告げる意も含まれているのでしょうか。
ほのかな香りもあります。

山野などに自生しています。
花は葉と同じような色のため、地味な印象です。
花の下部にある唇弁には、ポツポツと赤紫の斑点があり、
まるでホクロのようにも見えます。

根は薬用に利用されます。
山菜としても用いられているようですね。
花を取り除いて茹で、酢の物などにするようです。
(ぬたにすると美味しそう!?・・・笑)

花は塩漬けにしてお茶などに浮かべ、
「蘭茶」としていただくようです。
春の香りがする洒落た飲み物ですね。

春の足音を聞きながら、花を咲かせるシュンラン。
飾り気なく素直で気品あるその姿には、
見ている方まで純粋な気持ちになりそうです。

ぴあのピア ♪ モーツァルト

2007年03月25日 | ピアノ全般
毎週月曜日から金曜日の毎日放送されるテレビ番組
ぴあのピア。

2月5日放送分のタイトルは、
「ピアノの風雲児モーツァルト」でした。

この日の 《きょうの一曲》 は、
「ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調」。

この曲の第一楽章。
実は、私、レッスンで先生に見ていただいたことがあります。

何年も前のことですが・・・。
当時の私は作品の理解もできず、とても難しくて、
四苦八苦の末、ようやく形にしていました。

この曲。
何となく弾けたので、そこでおしまい・・
・・という、やや中途半端な状態で終わった曲でした。
それから今まで、この曲を取り出して弾くことは
一度もありませんでした。

ぴあのピアを見ていて、久しぶりにこの曲を耳にして…。
しばらくの間、私の頭の中では、
頻繁にこの曲が流れ出しました。

昨日、とても久しぶりに、この曲を弾いてみました。
もう何年も弾いていないので、当然ボロボロなのですが、
それでも楽譜を見ながら、ある程度は弾くことができました。

どうにかこうにかではありますが、
思っていた以上に弾くことができたのです。
せっかくなので、もうしばらくの間、
細々と弾いてみようかな・・・なんて思っています。



2月5日から3月2日までの4週間。
放送回数にして、計20回。
ぴあのピアは、モーツァルトにスポットライトを当てていました。

その間、「きょうの一曲」として取り上げられた作品は、
以下のとおりです。

 ・ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調
 ・メヌエット ト長調 K.1
 ・メヌエット ヘ長調 K.2
 ・メヌエット ヘ長調 K.4
 ・メヌエット ヘ長調 K.5
 ・アレグロ ハ長調 K.9a(5a)
 ・ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 「ジュノム」
 ・ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調
 ・ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調
 ・「ああ お母さん あなたに申しましょう」
   による12の変奏曲 ハ長調
  (きらきら星 変奏曲)
 ・幻想曲 ニ短調 K.397(385g)
 ・ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調
 ・ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 (トルコ行進曲付き)
 ・前奏曲とフーガ ハ長調
 ・幻想曲 ハ長調 K.475
 ・ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調
 ・ロンド ニ長調 K.485
 ・ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調
 ・ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調
 ・ロンド イ短調 K.511
 ・アダージョ ロ短調 K.540
 ・ピアノ連弾ソナタ ハ長調 K.521
 ・ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調
 ・ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調

モーツァルトという人。
音楽や自身の気持ちが、モーツァルトの内側からわき上がり、
それをアウトプットせずにはいられなかったのではないかと
思いたくなります。

アウトプットしたものの一部が、
膨大な数の楽譜や手紙かも。。?

また、古今東西共通だと思いますが、
親が子どもに施す教育の影響が非常に大きいことも感じました。

モーツァルトの父親であるレオポルトが、
モーツァルトに音楽の英才教育を施し、
そしてまた、モーツァルトの才能を
モーツァルトが幼少の頃から信じていたことは、
モーツァルトの人生を、しっかりと支えていたのでしょうね。


<放送時間>

NHK BShi
  ♪ 月曜~金曜 AM7:35~7:45
  (再)月曜~金曜 PM9:50~10:00
  (再)日曜(1週間分まとめて) AM6:00~6:50

NHK BS2
  ♪ 月曜~金曜 PM6:45~6:50 (再)

アルストロメリア

2007年03月25日 | 誕生花
   

<3月25日の誕生花>
  アルストロメリア
   ・アルストロメリア科
   ・学名 : Alstroemeria spp.
         Alstroemeria = アルストロメリア属
                    (ユリズイセン属)
   ・原産地 : 南アメリカ
   ・別名 : 百合水仙(ユリズイセン)、インカユリ、
        夢百合草(ユメユリソウ)
   ・英名 : Alstroemeria, Lily-of-the-Incas

<花言葉>
  華奢、やわらかな気配り、幸い、凛々しさ、気配り、
  人の気持ちを引き立てる、エキゾチック、援助、持続

今日の誕生花、アルストロメリアの
花色は、赤、橙、桃、紫、黄、青、白です。

花弁に入る独特の斑が、とても印象的ですね。

開花時期は、3月頃~7月頃。
条件さえ整えば、四季咲きにもなるみたいです。

分類体系により所属する科が異なるようで、
彼岸花科、百合科、アルストロメリア科の
3つのケースがあります。

難しいことはよくわからないので、こちらでは、
花の名前と同じアルストロメリア科にしました。

見方によりけりで、分類する科が異なるというのは、
それだけきわどい植物なのでしょうね。

切り花として人気の高い華やかな花、アルストロメリア。
生け花やブーケなどによく使われています。
最近は矯正品種も多く、
鉢花や花壇苗も出回るようになりました。

華やかでエキゾチックな雰囲気のアルストロメリア。

アルストロメリアの花は、何も言わないけれど、
アルストロメリアがそばにあるだけで、
明るくポジティブな気持ちになれるような、
そんな元気をもらえるような花なのかもしれません。

ハナビシソウ (花菱草)

2007年03月24日 | 誕生花
   

<3月24日の誕生花>
  ハナビシソウ
   ・罌粟(けし)科
   ・学名 : Eschscholtzia californica
         Eschscholtzia = ハナビシソウ属
         californica = カリフォルニアの
   ・原産地 : 北アメリカ (明治時代初期に渡来)
   ・別名 : カリフォルニアポピー、金英花(キンエイカ)
   ・英名 : California poppy

<花言葉>
  和解、希望、希望の持てる愛、私の希望を叶えてください、
  私を拒絶しないで、私の願いをきいて、甘美

今日の誕生花、ハナビシソウの
花色は、赤、桃、橙、黄、白です。

もともとは黄色が基本色です。
その他、矯正種や半八重、八重もあります。

花弁が薄いので、太陽の光に照らされると
まるで透き通るようになり、とても綺麗です。

開花時期は、5月頃~7月頃。

ハナビシソウは、花の形が花菱紋、つまり
4枚の花弁を菱形にした紋、に似ているところから
名付けられました。

寒さには強く、露地で越冬できます。
乾燥にも強く、日光と水はけのよさを好みます。
花は晴天の時に開き、夜間や曇天の時は花弁が開きません。

別名の金英花(キンエイカ)。
特に黄色の大きな花が、そう呼ばれるようです。

ハナビシソウが群生し、花々が太陽光を浴びて、
風に揺れる様をながめていると、
花たちのコーラスが聞こえてきそうな。。

山間紫苑

2007年03月23日 | ことば
「さんかんしおん」と一気に入力して、変換すると、
たいていは「三寒四温」と出てくるでしょう。

ところがです。
「さんかん」と「しおん」に分けてしまうと、
いろいろなパターンになりますね。

その中のひとつ。
「山間紫苑」という文字の並びが、
ちょっと魅力的だったりもします。

桜のつぼみが膨らんできている今の時季。
ちょっとした山や丘陵などは、もう冬色ではありません。
でも、桜色でもなく、緑色でもないのです。

山の斜面の冬木立は、少しずつ春の準備をして、
何とも言えない色を醸し出しています。

遠くから見ると・・
まるで霞のような淡く薄い紫色が、
冬木立の中、あちらにも、こちらにも。

そんな風景には、
「山間紫苑」という文字がしっくりくるような。

今日の東京地方。
春の日差しが降り注ぎ、日中はとても暖かでした。

吹いてきた風に頬をなでられた私は、
その風を、とても心地良いと思いました。

つい昨日まで、風は冷たいと感じていたのに。。。

グラジオラス

2007年03月23日 | 誕生花
   

<3月23日の誕生花>
  グラジオラス
   ・文目(あやめ)科
   ・学名 : Gladiolus = グラジオラス属
   ・原産地 : 南アフリカ、熱帯アフリカ、地中海沿岸
   ・別名 : 唐菖蒲(トウショウブ)、
        阿蘭陀菖蒲(オランダショウブ)、
        オランダアヤメ
   ・英名 : Gladiolus, Sword lily, Corn flag

<花言葉>
  堅固、情熱的な恋、忍び逢い、密会、愛の祈り、
  用心、用心深い、用意周到、武装の準備ができた、
  尚武、勝利、強い性格、思い出、努力、忘却

今日の誕生花、グラジオラスの
花色は、赤、桃、橙、黄、青、緑、紫、白、と多彩。
ピンクのグラジオラスは、3月29日の誕生花です。

どの色のグラジオラスも、
ハッキリとした存在感のある花だと思います。

品種もたくさんあります。
背の丈が50センチにも満たない矯正品種から、
1メートルを超えるものまで、とても豊富です。

開花時期は、6月頃~11月頃。

グラジオラスという名前は、
ラテン語で「剣」を意味する
「Gladius(グラディウス)」から来ています。
葉の形が剣に似ているからなのですね。

春の花壇にはチューリップが似合うように、
初夏の花壇にはグラジオラスがよく似合います。

恋人達の暗号の花とも言われています。
花の本数(花の数?)で、
デートの時刻を知らせるのだとか。

その葉の形からは剣を連想し、
戦いの意味を持つようですが、
花のあでやかさには、
情熱的な想いが込められているのですね。

季節が春から夏へと移り変わる頃、
華やかなグラジオラスの花を目にするだけで、
一歩を踏み出す勇気がわいてくるような気がします。

ゼニアオイ (銭葵)

2007年03月22日 | 誕生花
   

<3月22日の誕生花>
  ゼニアオイ
   ・葵(あおい)科
   ・学名 : Malva sylvestris var. mauritiana
         Malva = ゼニアオイ属
         sylvestris = 森林生の、野生の
         mauritiana = インド洋にあるモーリシャス島の
   ・原産地 : ヨーロッパ
   ・漢名 : 錦葵(きんき)
   ・英名 : tree mallow

<花言葉>
  恩恵、母の愛、温和、温厚、温順、柔和、
  初恋、信念、説得、古風な美人

今日の誕生花、ゼニアオイの
花色は、淡紫、紅紫、等の紫系です。

開花時期は、5月頃~8月頃。

タチアオイと同じく、花は、下から上へと咲きます。

ゼニアオイのアオイは、
葉が向日性で太陽を仰ぐことから「仰日(アウヒ)」が、
「アホヒ」→「アオイ」と転訛したとか。

それに加え、中国には、ゼニアオイの花の大きさが
五銖銭(ごしゅせん)と同じ大きさ
という記述があることから、
日本でも、銭(ぜに)+葵(あおい)
と呼ばれるようになったとされています。

また、環のようにつく種子が、
まるで古銭の鳥目を連想させるので、
「銭」が名前につけられたとも。

このゼニアオイは、ギリシャ時代から
薬用として用いられてきました。

朝、ゼニアオイを摘むと、
その日一日病気から守ってくれる不思議な力がある
と言われています。

ゼニアオイに含まれる粘液に薬効があり、
皮膚の軟化剤、緩下剤、また咳の薬として
利用することができるそうです。
また現代でも、化粧品等に使われているようですね。

それから、野菜として栽培されていた時代もあるとか。
今でも、ハーブティーにされることがあるようです。
また、タチアオイの仲間のウスベニタチアオイは、
マッシュマロウと呼ばれ、この花の根の樹液に
卵白等を加えて作ったものが本来のマシュマロなのだとか。

昔の人は、いろいろ工夫して、
花の良さをまんべんなく引き出していたのですね。

どんなに時代や土地が変わろうとも、
ゼニアオイは太陽に向かって伸びていきます。

ずっと変わらないその姿。
太陽光を浴びているゼニアオイは、とてもあたたかそうで、
見ている私たちの心まで、あたたかくしてくれるようです。

むきわり納豆

2007年03月21日 | 
数日前、スーパーの納豆売り場で
「むきわり納豆」の試食・販売をしていました。

大豆の皮を取り除き、中身を半分に割った納豆らしい。
試食してみると、歯ごたえがやわらか。

納豆を買おうと思っていたので、
どうしようかと考えたのですが、
普段食べ慣れている納豆の方が無難な気がして、
隣に積み上げられている食べ慣れた納豆を手に取り、
カートへ入れました。

その日の夕食時。
私がむきわり納豆の話をしたところ、
息子は「明日買ってきて」と言います。
納豆大好きなので、興味があるらしい。

私もですが、食べたことがないものは、
一度食べてみたいんですよね。

リクエストに応えて、翌日、むきわり納豆を購入。
夕食時、テーブルに出しておきました。

息子はわくわくして納豆を練り、ごはんの上へ。

息子の感想はというと・・・
「ごはんと一緒に食べるよりも、単独で食べたいカンジ」
だそうで。
それでも、また食べたいと言っています。

夫の感想は、やはり普通の納豆の方が落ち着くとのこと。
それから、大豆の皮に含まれている栄養分が落ちてしまって、
何となく損した気分にもなるとか。

私も詳しいことはわかりませんが、
農産物の 皮 には栄養分が結構含まれているので、
きっと大豆の皮にも優れた栄養分があるハズ。
それがないのは、やっぱり寂しいような気がします。

納豆の包装には、以下のように書いてあります。

皮をむくことで、
納豆菌が大豆の中まで早く染み込んで、
深みのある旨味を引き出します。

大豆をわることで、
納豆菌の付着面積がグッとひろがり、
発酵がますますスムーズに!
旨味をたっぷりとつくり出します。


サクララン (桜蘭)

2007年03月21日 | 誕生花
   

<3月21日の誕生花>
  サクララン
   ・蘿いも(ががいも)科
   ・学名 : Hoya carnosa
         Hoya = サクララン属
         carnosa = 肉質の
   ・原産地 : 熱帯アジア
   ・別名 : ホヤ
   ・英名 : Hoya, Wax plant, Honey plant

<花言葉>
  人生の出発、同感、満足、安心立命、愛情、彫刻的

今日の誕生花、サクラランは
12月17日の誕生花でもあります。
花色は、白、桃、淡紅です。

開花時期は、5月頃~7月頃です。
花は、星のような形をしており、
パッと見、5花弁あるように思えますが、
元は繋がっています。

花は、蝋(ろう)細工のような印象を受けるかもしれません。

「蘭」という名前がついていますが、蘭科ではないのですね。
花が桜に、葉が蘭に、似ていることから、
サクラランと名付けられました。

アジア東部からオーストラリアにかけて、
200~230種の分布が確認されているそうです。

どの種類も、基本的に高温多湿が好きな植物なので、
夏場などエアコンの効いた室内は苦手です。

タイでは、シャムサクララン(ホヤ・カーリー)に
自分の想いを込めて意中の人に贈ると、
その想いが通じる、と言われているとか。

ホヤ・カーリーは、葉がハート型をしているので、
見ているだけでロマンティックな気分になれそうです。

東京都心で桜が開花

2007年03月20日 | 植物
今日の午後、東京都心で桜が開花したと、
気象庁の発表がありました。

目安にしている靖国神社の桜が、
6輪、開花したのを確認しての開花宣言です。

午前中の観察では、
開花していたのが4輪で、あとは開きかけだったため、
開花宣言が見送られていました。

つい先日の3月16日、
東京都心では初雪を観測したばかり。
そうしたら、日本で一番早い開花が東京都心。
めまぐるしいような。。

東京地方では、
多磨霊園周辺でも桜が開花しているようですね。

わが家のエリアでは、もう少し先になりそうです。

桜の花が咲き始めると、春が来たんだなぁ~と、
妙に実感してしまう私。

でも、花冷えという言葉もあるくらいです。
もう少し、三寒四温は続くかもしれませんね。

どうぞお元気でご活躍くださいまし。