アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

クレメンティン

2008年12月26日 | 誕生果
♪雪よ 岩よ われらが宿り~

  とか

Oh my darling, oh my darling,
  oh my darling, Clementine

  とか

急に歌いたくなりました。

はい。
「雪山賛歌」と「いとしのクレメンタイン」です。

なぜかというと、
今日の誕生果が クレメンティン で、
ついつい連想してしまいました。

クレメンティンからは、
18~19世紀にかけてのイタリアの作曲家、
ムツィオ・クレメンティも連想しちゃいますね♪


「雪山賛歌」と「いとしのクレメンタイン」について、
もう少し知りたい方は・・・
世界の民謡・童謡コチラのページ へ、どうぞ♪

また、作曲家クレメンティについて、
もう少し知りたい方は・・・
ピティナの「ピアノ曲事典」にある
クレメンティのページ へ、どうぞ♪


■12月26日の誕生果

   クレメンティン (clementine)
     家族愛

 ・英名 : clementine
 ・和名 : クレメンティン、オーマイダーリン
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属
 ・原産地 : アルジェリア


クレメンティン。
ヨーロッパでは一番人気のマンダリンオレンジ。

なんと、アフリカはアルジェリア原産の柑橘。

アルジェリアはもとより、
地中海沿岸諸国でも、栽培が盛んのようです。

また、アメリカのカリフォルニアでも栽培されています。

育成者のクレメント神父にちなんで
クレメンティンと名付けられたそうです。

とっても甘くて、
濃厚な風味と、特有の芳香があります。

大きさは、やや小ぶり。

もともとは種ができやすい品種らしいのですが、
スペインで種なしの枝変わりが発見されてからは、
さらに発展し、増産もされるようになったようです。

「クレメンティン」は、ラテン系言語の読み方で、
「クレメンタイン」は、英語の読み方になるのでしょう。

日本で年末年始に出回るミカン同様、
クリスマスの頃から出回るクレメンティン。

北半球では、これから新年にかけて、
マンダリン種がおいしい時期です。

"Do you have oh-my-darling in Japan?"
な~んて言われたら、びっくりしちゃうかも?

ちなみに。
「日本にオーマイダーリン(クレメンティン)はありますか?」
と訳せば、マルでしょうか。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月26日の誕生色 : ゴールド
■12月26日の誕生花 : クリスマスローズ、他

テンプレートの編集 (88)

2008年12月26日 | テンプレート
 
クリスマスが過ぎて、
今年も残すところ、あと数日となりました。

年末らしいテンプレートも考えたのですが、
あえて、季節感をぼかした雰囲気にしてみました。

ピンクのバラ。

いくつもある花言葉のうち。
こちらがメインで取り上げているのは

   わが心

です。

なので、年末の今。

今年を振り返り、
自分の心の内を見るという意味も込めて、
ピンクのバラ、と、ピンクのハート
の組み合わせにしてみました。

大紅蜜柑

2008年12月25日 | 誕生果



■12月25日の誕生果

   大紅蜜柑 (おおべにみかん)
     先見の明、感謝

 ・英名 : dancy tangerine
 ・和名 : オオベニミカン、赤蜜柑、赤ツラ
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属
 ・原産地 : インド


大紅蜜柑。
果皮も、果肉も、果汁も、紅色をしたミカン。

名前の由来としては、
「偉なる、色をした、蜜柑」ということで、
大紅蜜柑と名付けられたのだそうです。

アメリカでは dancy tangerine (ダンシータンジェリン)
と呼ばれているようですが、dancy とは?

私の手許にある英和辞書を見てみると、
dancy」 という見出し語は、ありません。

そうなると、私にできるのは、
「踊る」という意味の dancey がついて
形容詞になっているのではないかという推測くらいです。

dance」に、何か特別な意味がありはしないかと
見てみたところ、該当する可能性が少しあるのは

   < 心・血などが > 躍動する

くらいに思えますが…。

もし、そうだとすれば、「躍動感を感じるミカン」や
または、「(このミカンを見ると)嬉しくて踊りたくなる」
などと考えても良いのでしょうか?


大きさや、皮の薄さ、剥きやすさは、
温州蜜柑(うんしゅうみかん) によく似ています。

風味は、ポンカンに似ているみたいです。

インド原産のミカンが、中国へと渡り、
そして大航海時代には地中海沿岸諸国へと。
さらには、移民により、新大陸まで運ばれたミカン。

やや温暖な土地に育つようです。

「これならばイケる!」と世界各地へ広がっていき、
それぞれの土地に適応して、
そのまま、しっかり根を下ろしているのですね。

大紅蜜柑を見ていると、
果汁がはじけそうに思えてしまうのは、私だけ?


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月25日の誕生色 : 茄子紺
■12月25日の誕生花 : ソヨゴ、他

クランベリー

2008年12月24日 | 誕生果

Merry Christmas

クリスマスイヴ ☆

ステキな時間が

あなたに訪れますように



■12月24日の誕生果

   クランベリー (cranberry)
     不滅の愛

 ・英名 : cranberry
 ・和名 : クランベリー、ツルコケモモ
 ・分類 : ツツジ科、 スノキ属
 ・原産地 : 北アメリカ


クランベリー。
コケモモ50品種ほどの総称。

クランベリーは、トゲのあるツル性の植物。
やわらかい砂質の湿地帯に、よく育つのだそうです。

鮮紅色の果実を一面につけるため、
クランベリーは「湿地のルビー」とも呼ばれているとか。

果実が真っ赤に色づくのは、秋、9月~11月頃。

小さなクランベリーは、
ポリフェノールやアントシアニンを
たっぷり含んでいます。

酸味が強いため、生食には不向きですが、
手を加えて、デザートやお料理にはピッタリです。
(私は、クランベリーのベーグルが好きです♪)

欧米では、クリスマスの七面鳥料理に、
クランベリーソースは欠かせません。

欧米のたくさんの家庭で、クリスマスには、
クランベリーソースに彩られた七面鳥料理が
テーブルを飾っていることでしょう。

日本へは、アメリカ産のクランベリーが、
主に11月から1月にかけて輸入されているようです。

クリスマスカラーであり、おめでたい色でもある、赤。

クランベリーは、
日本のクリスマスやお正月にも、
彩りを添えているのかもしれません。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月24日の誕生色 : エッグプラント
■12月24日の誕生花 : シロジンチョウゲ、他

スピードアップしよう!

2008年12月24日 | ピアノ全般
今年は(今年も)
ピアノの進捗は微々たるものだったような。。(汗)

もう少しどうにかなるかと思っていたら、
何かと気ぜわしい1年となりました。
(って、単なる言い訳じゃん!)


一番の収穫は、何と言っても

  ベートーヴェン
   ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」第1楽章

を、私自身が、ある程度納得して弾けるようになったということ。

もちろん、テクニックなど、まだまだ未熟ではありますが、
現在の私としては、ほぼベストだと思っています。

何年か経ってから見直してみると、
また新たな発見があるかもしれません。


シューマンは、
ほんの少しだけ理解することができた、かな?

まだまだ小品しか取り組んでいないので、
もう少し難しい作品と向かい合ってみると、
また違うシューマンが見えてくるかもしれません。


メンデルスゾーンは、
基本的に「屈託のなさ」を感じると同時に、
「なぜ、ここで、この音?」という不可解なところもあります。





現在の状況は・・・


ハノン49番


何年か前、レッスンで見ていただいたのですが、
48番をやった流れで、もう一度弾いてみました。

すると。

やはり、ピアノを弾く絶対量が少なかった
ということもあるのでしょう。
特に左手は、指の開きが不十分です。

この冬は、これを弾こう!

48番も、6度の左手がまだまだぎこちないので、
もうしばらくは頑張るつもりです。
(レッスンでは取り上げられないと思いますが。)


メンデルスゾーン 無言歌集より作品30-3「慰め」


上記周辺の中間部さえ弾けるようになれば、
形にはなります。

が、それが、私にとっては、なかなか大変だったり……。


チマローザ ソナタ37番


何回か出てくる、このパターンの上声部が、
きれいに繋がりません~~。
下の音ともども、切れます…。

たかがワンフレーズ、されどワンフレーズです。

その他、全体的に、もっとリズミカルに弾けるよう
練習を続けたいと思います。


ヒ・ミ・ツ


こちら。
楽譜の一部が見えれば、多分、わかっちゃいますネ。(苦笑)
短いけれど、難しいです。。。私には。

以前、「"きらびやか" ではないけれど」 にもチラッと書いた曲です。

弾けるようになったら、白状します。(*^_^*)

シルバーベル

2008年12月23日 | 誕生果
午前11時40分 撮影


きょう12月23日は
天皇誕生日 (Emperor's Birthday) ですね。

「天皇の誕生日を祝う」国民の祝日
とされています。

天皇陛下は、1933(昭和8)年のお生まれです。

その日の東京は、親王生誕を知らせるサイレンが鳴り響き、
人々は旗や提灯を持って街中を行列して、お祝いしたそうです。

こちら。
午前中は、雲がやや多めでしたが、
午後になってからは、空が広く青くなりました。

陽射しもあたたかで、素敵な日です。

きょう、お誕生日を迎えられた方々へ。

   おめでとうございます。

お誕生日をお祝いされる方も、
お誕生日をお祝いする方も。

ひとりでも多くの方が、
少しでも、しあわせを感じられますように……。


■12月23日の誕生果

   シルバーベル (Silver Bell)
     優雅な女性、神秘

 ・和名 : シルバーベル
 ・分類 : バラ科、 ナシ属
 ・原産地 : 日本(山形県)


シルバーベル。
クリスマスの頃、食卓に並ぶ洋梨。

ラ・フランスの自然交雑実生。

シルバーベルは、11月に収穫され、そのまま追熟されます。
そして12月から1月いっぱいくらいまで出回るのですね。
寒くなるほどに美味しくなる洋梨といわれています。

甘酸程良く、濃厚な味わい。

ラ・フランスよりも大きめです。
(ちなみに、ラ・フランスは250~300グラム。)

重さは、300~450グラムくらい。
大きなものでは、800グラムにもなるのだとか!

生食の他、コンポートや焼き菓子に利用しても美味しいです。
その他、生ハムと一緒にオードブルにしてもよさそうな…。

シルバーベルだけでなく洋梨全般ですが、
追熟して食べ頃になってから、いただきます。

食べ頃を逃さないよう、
日々眺めては「その時」を待っててくださいね。

まるで、サンタクロースからのプレゼントを
今か今かと待つように。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月23日の誕生色 : 菖蒲色
■12月23日の誕生花 : カトレア (紫)、他

時間への思い

2008年12月23日 | 雑記
電子メールが、まだ身近ではなかった頃。
友人たちとの連絡手段のメインは、電話でした。

それが今では、基本的に携帯メールです。
電話でお喋りする回数は激減しました。

電話の感覚が、そのままメールにも反映されているのか、
携帯メール発信許容時間帯には、それぞれ基準があるようです。

一番早い人は朝7時からで、
他の人は、朝8時からと朝9時から、です。

夜も、それぞれの基準があり、
夜10時以降は、基本的に携帯メールしない人もいれば、
日付が替わる直前くらいまで許容範囲の人もいます。

受信側の私は「いつでも大丈夫」なのですが、
発信側の友人たちは、相手に迷惑にならないようにと、
「時間帯」を考えてくれているのです。

私自身も、自分から携帯メールを発信する場合は、
時間帯が気になってしまいます。

朝は、用件次第ですが、
夜は、11時を過ぎると、考えることもあります。

携帯電話の扱いは、
それぞれ自分に都合の良いようにしていると思うので、
発信側であまり気にする必要はないのでしょうけれど。

ついつい気にしてしまう、私たち。


時間といえば・・・。

ついに、このgooブログにも
予約投稿機能 が登場しましたね!

早速、ここ2日間ほど使っています。

最初は、本当に記事がアップされるかどうかが心配で、
予約時刻を過ぎた頃に、確かめてしまいました。

すると、ちゃーんとアップされているではありませんか!
感激ですっ!!

思うようにパソコンの前に座ることができないときもあるので、
すっごくうれしいです!

まずは、いろいろ試してみたいと思っています。v(^^♪

犬薔薇

2008年12月22日 | 誕生果
昨日の夕方。
なまあたたかい風が吹いていて、ちょっと不気味でした。

夜になり、それぞれが部屋に落ち着く頃。
外は、ものすごい風!

ベランダにあるゴールドクレスト2鉢が
ドサッと倒れたのがわかりました。

物干し竿も吹き飛ぶのではないかと思いたくなるくらい、
すさまじかったです。

それでも、いつの間にか深い眠りに落ちていた私~。

きょうは全国的に
気温がグンと低くなっているようですね。

でも南関東だけは、妙にあたたかい。

午前中、ダウンジャケット着て歩いていたら、
汗ばんできちゃいました。

全国の気象情報を見てみると・・・
・・・東京、神奈川、千葉、山梨の気温が高めです。
埼玉も、やや高め?

なんと。
東京の最高気温20度は、沖縄の那覇と同じ!

一方。
札幌はマイナス1度で、大阪が11度、福岡は7度!

狭い日本列島、されど日本列島。

寒気を伴った低気圧が、日本海からやってきているので、
日本海側では気温が低くなっているのですね。

太平洋側も雲は多めなのですが、暖かい。
しかし、夜には急に寒くなってくるとの予報です。

明日は、全国的に冷え込みそう~。
今夜はあたたかくしてお休みくださいね。


■12月22日の誕生果

   犬薔薇 (いぬばら)
     賢明、友を思う

 ・英名 : Rose Hip, Dog Rose
 ・和名 : イヌバラ、ヨーロッパ野薔薇(のいばら)
 ・分類 : バラ科、 バラ属、 落葉低木
 ・原産地 : 地中海沿岸、ヨーロッパ


犬薔薇。
ヨーロッパでは、ごく一般的な野生のバラ。

木の高さは2~3メートルになります。
枝には、たくさんの鋭いトゲがあります。
5~6月には、淡紅色から白色の美しい花が咲きます。

そして秋には、深紅色の実がなります。
これが ローズヒップ です。

この果実は、とても良い香りがします。

ローズヒップには、
「天然ビタミンCの爆弾」と呼ばれるほど
豊富なビタミンCが含まれています。
(レモンの20倍とも言われています。)

植物ですが、カルシウムもたっぷり含まれています。

そしてまた、コラーゲンの生成と保持にも
大きな役割を果たしていると言われています。

ハーブティーのほか。
ゼリーやプリザーブにも利用されています。

   ※プリザーブ
     果実の形そのままのジャムや、保存食

ところで。
なぜ、犬薔薇という名前なのでしょう?

植物の名前に「犬」がつくのは、
似ているけれど「違う」ものの場合が多いです。

でも、犬薔薇は、れっきとしたバラ。

どうやら、いくつかの説があるようです。

その昔、ローマの兵隊が狂犬に噛まれたとき、
バラの根の薬効を利用して傷を治療したと言われています。

同じく、古代ギリシャでも
バラの根を煎じて、狂犬病の治療に用いたと言われています。

それから。
実はドッグ・ローズのドッグは犬のことではなく、
ダッグ・ローズ (dag rose) が訛って伝えられたのでは、
という説もあります。

dag には「短剣」の意味があるので、
バラの鋭いトゲを指すのではないかと推測されています。

はてさて、真実やいかに?

もしかしたら、動物の犬同様、
人間のごく身近で役立つ存在だからかもしれませんネ。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月22日の誕生色 : ヘリオトロープ
■12月22日の誕生花 : ヒャクニチソウ、他

難しい音楽用語 (19)

2008年12月22日 | 音楽用語
専門用語は難しい。。
音楽用語についても、同じことが言えると思います。

私が今よりも音楽用語を知らなかった頃は、
本当に勘違いだらけでした。。σ(^◇^;;


たとえば、シャコンヌ (chaconne)


シャコンヌって、海の幸か何か???。。σ(^◇^;;

シャコンヌ (chaconne) はフランス語。
ちなみに、イタリア語ではチャッコーナ (ciaccona) で、
スペイン語ではチャコナ (chacona) です。

変奏曲の一種で、3拍子の舞踏的な器楽曲。
3拍子ですがアクセントは2拍目のことが多く、リズムは荘重。
また、バスで主題を反復しながら上声が変奏されていきます。

もともとはメキシコを中心にしたラテンアメリカの音楽が、
17世紀にスペインやイタリアに渡り発展したとのこと。

スペインでは、
ギターにカスタネットやタンバリンなども交えて
賑やかに踊られる音楽だったようです。

その後イタリアやドイツで、
器楽形式として発展しました。

J.S.バッハの
「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」
パルティータ第2番第5楽章
のシャコンヌが有名です。

堂上蜂屋柿

2008年12月21日 | 誕生果
きょう12月21日は 冬至 (とうじ)(winter solstice) です。

二十四節気のひとつで、
北半球では太陽が最も低く、夜が最も長くなる日です。

冬至の日に、柚子湯に入り、小豆粥やカボチャを食べると、
風邪をひかないと言われていますね。

カボチャ。
わが家では、煮物も、お味噌汁も、スープも、大歓迎!
サラダも、プリンも、おいしい。

先日、カボチャを2玉いただきました。
全部作って、ようやく1玉完食です。

さて、きょうは?


■12月21日の誕生果

   堂上蜂屋柿 (どうがみはちやがき)
     感謝、尊敬

 ・和名 : ドウガミハチヤガキ
 ・分類 : (カキノキ科、 カキノキ属)
 ・原産地 : 日本


堂上蜂屋柿。
千年以上の歴史を持つ干し柿。

平安中期。
美濃国の国司が、干し柿にして朝廷に献上したところ、
「蜜より甘い干し柿」という高い評価を得たとの
記録が残っています。

そして、柿と村は「蜂屋」と名付けられました。
当時の蜂屋村は、現在の美濃加茂市蜂屋です。

江戸時代に入ってからも、
毎年、幕府に献上されていました。

平安時代中期以降ずっと、
朝廷や幕府、つまり、堂上(殿上)人に献上されていたことから、
「堂上蜂屋柿」と呼ばれるようになったのだそうです。

かつて干し柿は、お茶席でのお菓子としても、
重宝されていました。

大人の片手ほどもある大きな堂上蜂屋柿も、
茶菓子として高級果物店で販売されていたそうです。

堂上蜂屋柿は、11月下旬に収穫されます。
その後約40日、天日干しされると、
飴色の干し柿に仕上がるのだそうです。

高級なものは、干し柿1個が千円にもなるそうで。

堂上蜂屋柿を、
平安時代の姫君も召し上がったのでしょうか?


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■12月21日の誕生色 : リ ラ
■12月21日の誕生花 : コルチカム、他