アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

チェロが表現するもの

2009年02月24日 | 本・コミック
音楽を聴いていると・・・
高い音は頭から、そして、低い音は足から
入ってくるように感じます。

そして、どちらも、
からだの内部の心に届くわけですが。

心に届く音で、
最近、ちょっと気になる楽器があります。

それは、チェロ。

チェロの弦の音域は、
中央ドの音より3度下のラが一番上で、
あとは順番に5度ずつ下がって、レ、ソ、ドです。

チェロが奏でる音を聴いていると、
心の中のつぶやきや叫びのような気もしてきます。

昨年放送されたテレビドラマ 『 風のガーデン 』 では、
重要なアイテムとして使われていました。

そしてまた、第81回米アカデミー賞の外国語映画賞を受賞した
『 おくりびと 』 でも、チェロが使われているんですね。
(私はまだ映画を観ていないので、詳しいことはわかりませんが。)

私が申すまでもありませんが、
この映画の海外版タイトルは "Departures" です。

この映画の、国内版のポスター は、
納棺師役の本木雅弘さんがエンジェル・メイクを施している場面。

そして 海外版のポスター は、
納棺師役の本木雅弘さんが
広々とした戸外でチェロを弾いている場面。


急に、ピアノでも、チェロ音域の旋律が気になってきました。

また、宮沢賢治の 『 セロ弾きのゴーシュ 』 を思い出して、
読んでみました。

以前(って、いくつの時ダ?)読んだときは素通りしてしまった
  ・第六交響曲
  ・シューマンのトロ(イ)メライ
  ・何とかラプソディ
の内容が、とっても気になりました。

以前読んだ時にはピンとこなかったことも、
今、読み返してみると、胸にズーンと響いてきています。

チェロという言葉・・・。

cello には「小部屋」とか「穴ぐら」という意味があり、
元のラテン語の cella も、同じ意味があります。
英語の cell も同じ語源なのでしょう。
cellar になると、ワインセラーでお馴染みの「地下室」そのもの。

チェロという楽器・・・。

もともとは、viola da gamba (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
直訳すると「足のヴィオラ」と呼ばれる、
両足で挟んで演奏する楽器から発達したもののようですね。

チェロは、楽器の形態や、楽器から出る音のイメージを
表した言葉なのだと思います。

それプラス、現在の私の個人的なイメージでは、
心の奥深くにしまいこまれたものを取り出したり、
心の引き出しを開けてみたりするのも、
チェロというような気分になっています。

ダナー

2009年02月23日 | 誕生果
3年前の今日、つまり、2006年2月23日。

トリノオリンピックのフィギュアスケートで、
荒川静香選手が金メダルを獲得しています。

荒川選手といえばイナバウアー。

上体をそらせて美しい曲線を描くイナバウアーは、
荒川選手ならではですね。

  ※イナバウアーとは
    足を前後に開き、つま先を180度開いて真横に滑る技。

    上体を反らすことがイナバウアー
    と誤解されがちです。
    それだけ荒川選手のイナバウアーの印象が
    強烈だったのでしょうね。

得点にはならない技であるイナバウアーを、
オリンピックの大舞台で、荒川選手は披露しました。

ショートプログラムを終えた時点で3位だった荒川選手。

手堅い演技でメダルを確実にするならば、
イナバウアーは余分な演技だったのかもしれません。

でも、トゥーランドットを荒川選手が表現するためには、
彼女のイナバウアーを外すことができなかったそうです。

荒川選手のスケートを見てもらうために。
トゥーランドットへの強い想いを伝えるために。


■2月23日の誕生果

   ダナー (Donner)
     はにかんだ愛情

 ・英名 : Donner
 ・和名 : ダナー
 ・分類 : バラ科、 (オランダ)イチゴ属
 ・原産地 : アメリカ合衆国


ダナー。
アメリカからやってきたイチゴ界の革命児。

1945年(昭和20年)、カリフォルニア大学で育成されました。
日本へは、1950年(昭和25年)頃、導入されました。

果形は、丸みがかった短円すい形で、大きい。
果色は、濃鮮紅色。
甘みと酸味のバランスがよく、香りもよい。

日持ち性や輸送性も高いため、
半促成栽培用として、長い間イチゴの主流でした。
(現在、商業用としては栽培されていません。)

当時は「いちごミルク」が普及・流行しており、
それとともに人気が高まりました。

昭和30年代に入ってから。
ビニールのトンネルやハウスによる加温施設栽培も盛んになり、
春になる前の季節にも、イチゴが出回るようになりました。

ダナーが独占していたイチゴ市場にも、
新たな時代がやってきました。
宝交早生(ほうこうわせ)の登場です。

ダナーと宝交早生による「競争」が始まり、
価格も、より求めやすくなったとか。

当時は、日本経済の高度成長期。

「イチゴの消費量は、文化のバロメーター」
と呼ばれるほど、消費量も拡大していきました。

イチゴのダナーは、小さな贅沢。

さりげなく、そっと、
人々の心に豊かさを与えてくれたのかもしれません。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月23日の誕生色 : 菜の花色
■2月23日の誕生花 : アンズ、他

桃の・・・

2009年02月23日 | 
スーパーの一角に、「桃コーナー」出現!

といっても、果物売場にではありません。
お菓子売場にです。

パッと見て、ピンク色のコーナー。
よく見ると、桃のお菓子が数種類。

  ・カスタードケーキ
  ・キットカット
  ・アポロチョコ (だったかな?)

ピーチヨーグルト味のチョコも、あるみたいですが。
(明日、チェックしてみよう~♪)

でも、なぜ、今の時期に桃?
と、不思議に思ったのですが・・・。

そうか!
キーワードは「団子」ではなくて「花」なのね。

そうです。
桃の花の季節です。

春らしい淡いピンク色のパッケージに入った
桃のお菓子♪

「期間限定」の4文字も、大きな誘惑デス。

ザボン

2009年02月22日 | 誕生果
すっごく久しぶりに大きな予定のない日曜日。

夕食は、楽しいお鍋にしました。
(私も楽チンですし。^^)

ちょっと気が抜けたためか?
時間差で先週の疲れがきているためか?

夕食後は、余力なく撃沈状態で爆睡していました~。


■2月22日の誕生果

   ザボン (Zamboa)
     清らかな心

 ・英名 : pummelo
 ・和名 : ザボン
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑小高木
 ・原産地 : マレー諸島、東インド諸島


ザボン。
ポルトガル語に由来する名前を持つ柑橘。

ザボンのネーミングには、いくつかの説があるようです。
またザボンは、
ブンタンと同義語で扱われることがほとんどとか。

私が小さい頃の感覚では、
「ザボン」という名前の方がよく使われていて、
「ブンタン」の方が馴染みがなかったような…?

まぁ、たまたま持っていた絵本に、
「ザボン」と書かれていただけかもしれませんが。

日本国内では、主に、四国や九州で栽培されています。

果実は、球形で、径が約15センチほど。
果皮は厚い。
果肉は、淡黄色。
味は、淡泊でやや苦みあり。

ウチムラサキと呼ばれる
果肉が淡紅紫色の種類もあるらしい。

厚い果皮は、砂糖漬けにされます。
いわゆる「ザボン漬け」ですね。

小さい頃、絵本の中で見つけたザボン。

「いちばん大きいミカンのなかま」
という言葉と、そこに描かれていた絵を見て、
「どんなミカンだろう?」と、憧れさえ抱いていたような。

子どもの手には余るほどの大きさのザボン。
大人にとっては、ちょっとゴツめのグレープフルーツみたいな。

ザボンという名前が、独立して使われていないことに、
ちょっぴり寂しさを感じた私でした。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月22日の誕生色 : 鬱金色
■2月22日の誕生花 : ムクゲ、他

早春の集い

2009年02月22日 | 交流
2月20日は、クレッシェンド の第8回練習会でした。

  場 所 : リリカ アートスクール
  ピアノ : ヤマハ グランド C5

それぞれ忙しい中。
万障繰り合わせて集まることができました♪


オープニングは連弾。
ayayanさん & yumiさん
リスト
「愛の夢 第3番」

メグさん & エヌサンドさん
チャイコフスキー
「くるみ割り人形」より「花のワルツ」



メインの独奏。

ayayanさん
♪ハチャトゥリアン
  ・バースデーパーティ
  ・レジェンド

♪ショパン
  ・バラード第3番
  ・エチュード第5番「黒鍵」

メグさん
♪ボズ・スキャッグス
  ・We're All Alone
♪ショパン
  ・ワルツ第10番
♪リスト
  ・愛の夢 第3番

エヌサンドさん
♪エルガー
  ・愛の挨拶
♪ドビュッシー
  ・夢
♪ショパン
  ・ノクターン第20蕃

ポーちゃん
♪バッハ
  ・メヌエット ト短調

♪ショパン
  ・ワルツ第10蕃
  ・ノクターン第21蕃

オリーブさん
♪ツェルニー 40蕃32

♪バッハ
  ・フランス組曲Ⅴ アルマンド
♪ショパン
  ・幻想即興曲
  ・ノクターン第2番

yumiさん
♪ドビュッシー
  ・月の光

♪ベートーヴェン
  ・ソナタ第17番「テンペスト」

麻由子
♪バッハ
  ・平均律1-1 プレリュード 

♪メンデルスゾーン
 「無言歌集 作品30」より
   ・ヴェニスの舟歌
   ・慰め



もう、みなさん、素晴らしい!!
それぞれのペースで、着実に進歩しているのがわかります。

入ってから、まだ1カ月ほどのピアノ。
新しいニオイがして、タッチやペダルはかためだったかな…。

同じピアノなのに、7人それぞれの音色が出るから、面白い!

私も、久しぶりに耳新しい曲を、どうにかご披露できました。
ただ、やはり人前で弾くと、普段以上にボロボロですぅ。

それと、以前からの課題なのですが。
どの曲というわけでもなく、時折リズムが狂います。
そうすると左右のバランスを失って、そこからは雪崩です。

少しずつでも課題をクリアしていけたら・・・と思います。


ピアノオンリーではなく、にわか合奏も楽しみました♪


【第1部】  ヘンデル 「ラルゴ」
ピアノyumiさん
リコーダー麻由子
旋律補助&譜めくりエヌサンドさん
トライアングルオリーブさん


【第2部】  モーツァルト 「きらきら星変奏曲」より
ピアノエヌサンドさん
ミュージックベルayayanさん、メグさん、yumiさん、
オリーブさん、麻由子
ポーちゃん


スクールのスタジオということで、
音楽関連の備品がたくさん置いてあるんです。
(って、クローゼットの中なンですけどぉ。。汗)

最初は、トライアングル1つのハズが・・・
・・・あ、鈴がある・・・わ~、ミュージックベルも!

「何ができるかな?」
「ドレミの歌は?」
「きらきら星にしよう~♪」

・・・と、アッという間に決めて、
ヌケがないように担当を割り振って・・・。

アドリブで、やっちゃった♪



どっぷりと音楽に浸って、
おしゃべりもいっぱいの楽しい3時間でした。

その後は恒例のランチタイム♪
新宿ルミネ内にある 柿安 へ。

運が味方するメグさんのおかげで、
すんなりテーブルにつくことができました♪



好きなお料理を好きなだけ♪
おいしかった!
ごちそうさまでした。

楽しい時間は過ぎ去り・・・。
おかげさまで、ほんとに、ものすご~く楽しかったです♪

クレッシェンドのみなさま~
とびっきり素敵な時間を、どうもありがとうございました!

次回もまた、よろしくお願いいたします。


幸の香

2009年02月21日 | 誕生果
きょう2月21日は カルル・チェルニー のお誕生日です。
言語の関係で カール・ツェルニー とも呼ばれます。

1791年に生まれました。

ある程度ピアノの練習を進めると、
たいていは、お付き合いする作曲家ですね。

音楽家の父から、ピアノを習いました。

そして、なんと、10歳にして、
古今の大作曲家の主要作品すべてを暗譜で演奏したのだとか!

チェルニー・・・私は、ず~~~っとお休み中デス。
どこかで再開しなければ、マズイとは思いつつ…。(^^;


■2月21日の誕生果

   幸の香 (さちのか)
     芳醇、成功

 ・和名 : サチノカ
 ・分類 : バラ科、 (オランダ)イチゴ属
 ・原産地 : 日本


幸の香。
しあわせの香りがしてきそうなイチゴ。

多くの人が頭の中に思い描くイチゴのイメージを、
そのまんま形にしたようなイチゴです。

九州にある野菜・茶業試験場久留米支場にて、
「とよのか」と「アイベリー」を交雑して育成した、
促成栽培用品種です。

1996年(平成8年)に命名され、
2000年(平成12年)に品種登録されました。

果実は、きれいな円すい形。
果色は、濃赤で光沢があります。
よく絵に描かれるイチゴのイメージそのままです。

ほどよい酸味と甘みが調和して、多汁。
肉質もち密で、生食用として人気があります。

しっかりとした果肉なので、
日持ち性と輸送性にも優れています。

姿形といい、味といい、
ほんのりしあわせな気分になれるイチゴですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月21日の誕生色 : ライムライト
■2月21日の誕生花 : ネモフィラ、他

タンゴール

2009年02月20日 | 誕生果
昨夜から降り続いている雨。

朝、外を見ると、
空から降りてくる雨が線になって見える。
もうしばらくは、止みそうにありません。

私が意識しているのは、ここ2年くらいですが、

  もしかして、私って雨女!?

と思いたくなるタイミングが多いんです。

もちろん、毎回ではないのですが、
確率的には、かなり高いかと。

ご一緒するアナタ。
雨が降ってしまったら、ゴメンナサイ!


■2月20日の誕生果

   タンゴール (tangor)
     仲間、共生、協調

 ・英名 : tangor
 ・和名 : タンゴール
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属
 ・原産地 : 日本


タンゴール。
ミカンの母とオレンジの父との間に生まれた柑橘。

Tangor (タンゴール) =
   Tangerin (みかん) + Orange (オレンジ)

近年、タンゴール仲間が増えましたし、
身近になったように感じます。

タンゴールと聞いて、私が真っ先に思い浮かべるのは、
マーコット

近所のスーパーで、最近お馴染みなのは、
天草

そして、伊予柑 もタンゴールの仲間なのです。
すでに、お馴染みだったのですね!

正式に(?)日本を代表するタンゴールといえば、
日本の研究によって作出された
清見オレンジ になるらしい。

タンゴール全般に大きく共通しているのは・・・
  ・母ミカンに似て、皮がむきやすい
  ・父オレンジに似て、甘みと芳香が豊か
という2点です。

大きさは、父オレンジの血筋が出ているためか、
母ミカンよりも大きめであるのが一般的です。

旬は、柑橘の中では遅い方なので、
晩橘(ばんきつ)と呼ばれます。

タンゴールが店頭に1種類増えるごとに、
春も一歩近づいてきているかのようですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月20日の誕生色 : 鳥の子色
■2月20日の誕生花 : カルミア、他

ピアノのレッスン (2009年2回)

2009年02月20日 | ピアノ・レッスン
昨日はピアノのレッスンでした。

前回、今年あたりピティナのステップを・・・
というお話が出て、先生がとっても乗り気かも。

メンデルスゾーンとシューマンとで、ほぼ決定です。
あとは、演奏時間を計ってみて最終決定でしょうか。

地区や時期は、まだ未定。
(希望時期と実際の開催地区が、合わないかも。。)


♪ 基礎として

  ハノン
   ・49番
     テンポアップして・・・のハズが、
     今回はハノンを弾かずに曲から。

     いきなり曲を弾く練習にしましょう、とのことで。


     引き続き、48番と49番を練習中です。



♪ 曲

  メンデルスゾーン「無言歌集」より「慰め」op.30-3
    前回よりも弾けているとのこと。

    ペダルの入れ方が良くなくて、音が濁る箇所アリ。
    ペダルを踏むタイミングと上げるタイミングの確認。

    フィンガーペダルで繋げる箇所の指練習。
    部分練習をキッチリやらないと!


  メンデルスゾーン「無言歌集」より「ヴェニスの舟歌」op.30-6
    暗譜は、ほぼ維持できているのですが、
    引き続きペダリングに問題アリ。

    フレーズの尻尾は収める形で。
    今までは、逆でした。(汗)

    最初のトリルの入りがよくない。
    後のトリルは入っているので、同じような感覚で。


  シューマン「こどもの情景」より「異国から」
    1カ所、ふっと違う音になってしまうところが!

    マズイマズイ。
    頭でしっかり暗譜しましょう。

文 旦

2009年02月19日 | 誕生果
きょう2月19日は、イタリアの作曲家
ルイジ・ボッケリーニ のお誕生日です。

昔の作曲家は、同時に演奏家でもありました。
ボッケリーニは、チェロ奏者。

ボッケリーニ。
名前は聞いたことがあるけれど、
私はあまりよく知らない作曲家。

そこで、ウィキペディアの ポッケリーニ を見たところ、
びっくり!!!

ものすごく、たくさんの
交響曲などの管弦楽曲、弦楽曲などの室内楽曲、
協奏曲、宗教曲、舞台作品まで、作曲しているのですね。

それから、ボッケリーニの肖像画を見て、まず思ったこと。
人間に対して、チェロが小さく見えるということ。

ボッケリーニが、すごい大男だった?
当時のチェロは、今の楽器よりも小さかった?
画家が、チェロを小さめに描いた?

さらに、ウィキペディアの チェロ を見て、納得しました。

今日のスタイルのチェロの形態が確立したのは
18世紀末以降


とのことで、それ以前は、
ヴァイオリンのように演奏されていたのですね!

ボッケリーニの時代のチェロ音楽の音色は、
どんなだったのでしょうか?


■2月19日の誕生果

   文旦 (ぶんたん)
     控えめな心

 ・英名 : pummelo
 ・和名 : ブンタン、ボンタン
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属
 ・原産地 : マレー諸島、東インド諸島


文旦。
大きな果実と厚い果皮で、
果肉には甘い果汁がたっぷりの柑橘。

柑橘類の中で、一番大きな果実をつけるのが
ブンタンとその仲間たち。

原産地のほか、ベトナムや中国には、
古くから伝播して根付いています。

ブンタンには、麻豆文旦土佐文旦 があります。

厳密に言うと、中国では、
麻豆文旦のように早熟長卵形のものが文旦で、
変球形の大果には「柚」という文字をあてがって
区別しているそうです。

ブンタンの主産地である東南アジアでは、
麻豆文旦が最も有名だとか。

麻豆というのは、台湾の地名です。
日本では、ナガダイダイ という呼び名でも知られています。

一方の、土佐文旦。
もともとは鹿児島市清水町原産だったとか。

1930年頃、高知県に導入されて生産量も増えたため、
土佐文旦と呼ばれるようになったそうです。

熟期は12月から1月頃。
果皮は、淡黄色から黄色。
果肉は、酸味が少なく、甘みが強いです。

「じょうのう」と呼ばれる中の薄い皮(袋)が
しっかりしているのと、果汁が果肉に詰まっています。

そのため、果汁が周囲に飛び散ることも少なく、
食べやすい柑橘だと思います。

文旦の特徴の中でも、一番は、
やはり果皮が厚いこと。

果皮は、文旦漬けにすることを思いついたのは、
鹿児島の坂之上次助氏。

1878(明治10)年頃のことでした。

文旦も、文明開化しちゃいました!?


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月19日の誕生色 : 紺 色
■2月19日の誕生花 : プリムラ・ポリアンサ、他

調律の音

2009年02月19日 | ピアノ全般
きょうは、ピアノの調律でした。

このピアノとのお付き合いは、
ほぼ10年になります。
(8年くらいの感覚でいました。。汗)

鍵盤も外して・・・

中を見せてもらうと、自分で言うのもナンですが、
すっごくキレイ!

ピンも、フェルトも、とってもキレイ~!
(写真撮らせてもらえばヨカッタ!)

私のピアノは乾燥気味なので、
湿気で傷むことはなさそうです。

乾燥し過ぎ防止のために、
ハーフカバーをかけているくらいですから。

ていねいに調律してもらって、
ボディもピカピカに磨き上げてもらって、
ピアノもゴキゲン♪

調律直後のピアノの状態が、私は大好きです。

そしてまた、調律直前の少しバラツキのある状態も、
嫌いではありません。

「ん、ん~~? この音チョット違うかも。。」
微妙な不協和音。

音が、少しずつ整えられていくのを聴いているのは、
とても心地いい。