昨日に引き続き、アロマ記事です
今回は精油(エッセンシャルオイル)について。
詳しい方は流してね^^;
精油は、植物の花・葉・果皮・樹皮・根・種子・樹脂などから抽出した天然の素材であり、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。(検定テキストより抜粋)
成分が作られる場所は植物によって異なり、よって抽出部位も異なります。
例えばペパーミントは葉の表面、レモンは果皮・・など。
原料となる芳香植物は約2000種、そのうち精油として加工出来るものは200種と言われています
精油成分は植物にとって、どんな役割をしているのか・・
すべて解明されているワケではありませんが、、、
芳香物質によって昆虫や鳥を引き寄せ、受粉をさせたり種子を遠くへ運んでもらったり(誘引効果)
逆に、苦味を出して虫や鳥を遠ざけたり(忌避効果)
カビや有害な菌が付くのを防いだり(抗菌・抗真菌効果)
生存競争において他の植物の種子の発芽を抑えたり
汗のように成分を蒸発させて、太陽熱から身を守ったり
と言われています。改めて植物の力強さを感じます
これらはそれぞれの植物が持つ成分で、精油の効果が決まります。
そして精油は“油”という言葉が入っていますが油脂ではありません。
油脂は表面を保護するという役割で肌に浸透しませんが、精油は分子が小さく親油性なので、皮膚の皮脂膜や角質層を通過します。
また、天然とは言っても自然の状態に比べ、精油はかなり濃縮されているので100%安全というわけではありません。
注意事項を守って取り扱うことが必要です
大切な注意事項 ↓
原液を直接肌に塗らない。
誤って原液が皮膚に付いた場合は大量の水で洗い流す。
精油を内服・飲用しない(海外では専門家が指示することもまれにある)
点眼しない、また目に入らないように注意する。
精油は引火する可能性があるので、火気に注意。
子供やペットの手の届かない所に保管する。
精油は製造時より既に成分の変化が始まっています。高温多湿や空気・紫外線により劣化が早まるのでキャップをよく締めて、冷暗所に保管しましょう。
(検定テキストよりほぼ抜粋)
精油の中には「光毒性」と言って、強い紫外線と反応することによって皮膚に炎症を起こす可能性のあるものもあります。
主に柑橘系ですが、メジャーな精油ではレモン・ベルガモット・グレープフルーツ。オレンジは光毒性はありません。
外出前に使用する場合は注意が必要です。
これらの注意事項はもちろん、その精油の特性を理解して使用すれば、特別危険なことはありません
ただお年寄りや既往症のある方、敏感体質の方は不快感を覚えたらすぐに中止、また妊婦の方が重大な事故を招いた報告は無いですが、妊娠時は芳香浴以外のアロマテラピーは専門家に相談した方がよいようです。
リラクゼーションとして分娩にアロマテラピーを導入する産院も増えてきたとか。
そして3歳未満の乳幼児には、芳香浴以外のアロマテラピーは避けたほうがよさそうです。3歳以上のお子さんでも体重の違いを考えて、大人が使う量の半分以下がよいとされています。
それから精油に類似した商品に注意
ポプリ用オイルなどは精油とは異質のものです。
また、売っている精油にそっくりな外見の、合成オイルに注意しましょう。
合成のフレグランスを、精油のような瓶に入れて販売されているケースもあります。
現代では石油や石炭などの鉱物原料から香料が作れます。
別に悪いことではありませんが、それらはアロマテラピーとしては使用出来ません
なんだか注意事項ばかりになってしまいました
でもアロマテラピーを問題なく、心地よく行うために大切なこと。
アロマ関係の本には必ず書いてあります。
次回は画像多め☆基材についてです