OL主婦の小さな幸せ。

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アロマテラピーの基材について

2008年10月05日 | アロマ&手作りコスメ

今日は私が手作りコスメに使っている、アロマテラピーにおいての“基材”について書きます^^

ちょっと長いです 疲れちゃったら2回に分けてお読み下さいね


精油は、天然の植物から抽出される凝縮した芳香成分なので刺激が強く、原液を直接肌に付けたり出来ません。
(ただラベンダーとティートゥリーだけは例外で、少量を局部的にであれば直接付けられますが、前腕部内側でパッチテストが必要です)

なので身体に使用する時は、精油をキャリアオイルなどの基材で安全な濃度に希釈して使います。
ちなみに日本アロマ環境協会では希釈濃度について、1滴が約0.05mlのドロッパー瓶の場合、1%以下を目安と考えています。あくまでガイドラインなので、顔に使用する場合はもっと薄くしたり、逆に専門家が1%以上の高濃度で使用することも。
(手作りコスメの香水・香油を作る時は刺激の少ない精油で、高濃度にします)

いずれも自己責任で行います。

では、今ウチにある基材の紹介です。


   
フラワーウォーター(芳香蒸留水)

水蒸気蒸留法により、精油を抽出する時に得られる水。

わずかですが、植物の水溶性芳香成分などが含まれており、
保湿効果がある為、化粧水やクレイパックなどに使います。
一般的なのはローズ・ラベンダー・オレンジフラワー・カモミールの
芳香蒸留水です。

独特のムレた?香りが、私自身は好みではないのですが、
保湿効果に目がくらんで手作り化粧水に使っています。

レシピ→グリセリン5ml・無水エタノール5ml・フランキンセンス2滴、をよく混ぜ合わせ、精製水20ml・ローズウォーター20mlを加えてよく振って出来上がり。使用前にもよく振ります。


   
右側・・無水エタノール

精油は水には殆ど溶けず、アルコール類にはよく溶けます。
ルームスプレーやお掃除用スプレーを作る時は、この無水エタノールで精油を溶かしてから水を加えます。
80%に希釈したものが殺菌力が最も高いらしく、消毒用アルコールとして売っています。

左側・・精製水

純度の高い水。薬局で入手出来ます(100円前後)
化粧水など肌に使う場合は精製水や市販のミネラルウォーター(国産の軟水が◎)を使います。
ただボトルのゴミが増えるので、私は化粧水に使うのみで、ルームスプレーや拭き掃除用には浄水器通した水道水を使用。


      
植物油(キャリアオイルorベースオイル)

後ろのクエン酸は賑やかしなので気にしないでね^^;後で登場します。

植物性の油脂です。
「キャリー=運ぶ」・・精油の有効成分を肌に浸透させたり、体内に運ぶという意味からこう呼ばれるそうです。
ビタミン・ミネラル・必須脂肪酸など美容に有効な成分が多い。

一般によく使われるキャリアオイルは、、、

スイートアーモンドオイル・・アロマサロンなどでよく使われるオイル。
オレイン酸・リノール酸が主成分で、保湿効果が高く乾燥によるかゆみやがある肌にも適しています(足のトリートメントで実践済)。購入の際は圧搾法で抽出した品質のものを選びます。

オリーブオイル・・手作り石鹸やシャンプーの材料としても人気のオイル。
美容や医療の分野でも広く用いられ、薬局でも買えます。
乾燥肌に潤いを与え、また妊娠線の予防にも役立つ(らしい)
目に入ると痛いそうなので、フェイスマッサージの時は要注意

椿油(カメリアオイル)・・ドライヤーやカラーリングのダメージから髪を守り、サラサラを保つ嬉しいオイル。
私のヘビロテオイルです純石けんシャンプーやクエン酸リンスに混ぜたり(こうするとキシキシしにくい
手作り寝グセ直しスプレーの材料にしたり。
ヘアケアに最適のイメージですが、お肌への働きも優れています。
浸透性に優れている為、肌への馴染みも良く乾燥肌に向いている他、紫外線防止効果もあり、また他のオイルに比べるとそれほどベタつきません

ホホバオイル・・オイルに分類されますが油脂ではなく液体ワックス
湯せんにかけても傷む事なく、抗酸化作用が強いので手作りコスメの材料として最もよく使われています。
すべての肌質に合い、浸透力・保湿力も良いです。
冬場の寒さで固まることがありますが温めると戻るらしい。
(まだ固まらせたことありません^^)



右側・・グリセリン

ヤシの実などの油脂から石けんを製造する時に得られる、天然の保湿成分。ヒトの皮膚の下や筋肉などにも「脂質」という形で存在します。
化粧品や医療の分野でも広く使われています。
石油を原料とする合成グリセリンもあるので、購入時は天然素材であることを要・確認。

左側・・みつろう(ビーワックス)

ミツバチが巣作りのために腹部から分泌するワックス。ロウに分類されるので油脂ではありません。古くは古代エジプトから利用されたという記録も。口紅やファンデなどの化粧品、ろうそく、石けん等に使われます。ハチの力もすごい



右側・・乳化ワックス

本来、混ざり合わない水と油を混ぜ合わせる役目をするもの。乳液やクリームを作る時に使います。
コレは何ヶ月も前に買ったのですが、植物由来とは言っても合成界面活性剤が入っていることが判明し、未開封・・。(袋に成分表示はナシ)
まぁ普通の化粧品にも乳化剤は入っているから、気にするほどでも
ないのかもでもせっかく無添加の手作り化粧水作ってるしね~・・

左側・・シアバター

カリテバターとも呼ばれる油脂。このままでもクリームのように使えます。
加齢による肌の衰えに。またシワの無い肌をよみがえらせる効果が!
そして少量で長時間保湿効果をキープします!私自身、効果を実感。角質を除去する働きもあるのでマッサージにも。
私の手作りコスメライフ?には離せない基材のひとつです
よろしかったら^^→ゆるゆる保湿クリームレシピ



クレイ各種

鉱物を主成分とする粉末粘土。

角質除去・汚れの吸着・収れん・洗浄作用があるので
パック剤や歯磨き粉などに使います。
手作りフェイスパック
手作り歯磨き粉



ハーブパウダー

ドライハーブを粉末状にしたもの。ハーブの効能に彩りが加わるのでパックや石けんの材料に。



最後は重曹(左)&クエン酸(右)どちらも食品レベルです。

愛用してる方も多いですね^^

重曹は、、、

バスボム作りの材料として。
フライパンや鍋の焦げ落とし。
シンク内・換気扇・バスタブの掃除。
そのまま器に入れて、冷蔵庫の消臭剤。
器に入れて、精油を3滴垂らしてトイレの消臭剤。
排水溝のお掃除。
重曹水にして精油混ぜて拭き掃除など、合成洗剤をやめた時からこのように多岐にわたって使用。

クエン酸も、、、

バスボム作りの材料。
寝グセ直しスプレーの材料。
クエン酸リンス作り。
洗濯の柔軟剤がわりに。
排水溝のお掃除。
シンクや洗面ボール磨きの仕上げに。
トイレの便器やタンクの水受け磨きに。
クエン酸水にして水周り磨きに。

と、常に何かに使っているけど、どちらも天然原料なので大事に使います。


この他、はちみつ・天然塩などもアロマテラピーの基材として用います。

このように基材をいくつか揃える事で、自分だけの無添加手作りコスメを楽しむ事が出来ますので、これからいろいろやってみようかな・・という方は参考にしてみて下さい。

長い記事、お読みくださりありがとうございました


昨日の記事に追記

精油は、香りを楽しむにも原液のままでは、精油によってまたその時の体調によって、逆に気分が悪くなることがありますのでご注意下さい。
あと、精油の香りそのものが苦手な方もいるので、予告無くルームスプレーをプレゼントする場合などは、柑橘系が無難と思います。(柑橘系はほぼ受け入れられるでも光毒性や保存方法・消費期間の説明は必要)


コメント (10)
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