「あほリズム」(152)~(157)

2011-10-14 11:46:42 | アフォリズム(箴言)ではありません

 

             「あほリズム」



               (152)



 被災地の瓦礫が多すぎて処分が間に合わないらしいが、

あれってエネルギーに転換できないのかな?

 ただ処分するだけならモッタイナイと思うんだけど。  

  

               (153)



   「どうしてアメリカはダメになってしまったんだろうね?」

   「そんなんロックミュージックが作れんようになったからに

   決まってるやん!」

 

               (154)


          
「でもさ、アメリカでこんな大災害が起こったらきっとミュージシ

ャンたちが集まってチャリティーソングとか作るよね、きっと」

「『WE’are The World』 みたいに?」

「そうそう。何でやらないんだろうね、日本のミュージシャンたちは?」

「日本にはマイケル・ジャクソンが居らんのやろ」

「忌野清志郎も死んじゃったもんな」

「それにしても日頃は本音を語ることを売りにしてきた芸能人や文

化人が、こと原発問題については自分の意見を一言も語らんという

のはちょっとおかしいと思えへんか?」

「自分の意見を言うべきだよね、オピニオン・リーダー達は」

「この沈黙は異常やで、絶対」

「自分の意見を言えるのは山本太郎だけかい、って感じ。

何か言ってんのかな、たけしとか糸井とか?」

「まるで他所の国の話みたいにいらわん。みんな絶対逃げてるよな、

思えへん?」

「思う、思う。よくもまあ白々しく日常を語ってられるなって。みんな、

もっとアンガージュマンしろよ!って言いたくなる」

「もう終わった事にしてもええんやろか?ほんまはみんなもっと

憤らなアカンのんとちゃうんやろか?」


 

 *「アンガージュマン」...【(フランス)engagement】参加。特に知識人や芸術家が
               現実の問題に取り組み、社会運動などに参加すること。
                (大辞泉)

 


 

 

                   (155)


 


 「憤り」を失った時に我々はご主人様からご褒美の首輪を授かる。

 

 

                  (156)


 どこの国にも所謂国粋主義者という人物は存在するのだが、たと

えば、「我が国バンザイ、隣国怪(け)しからん」と唱える者は偶々

(たまたま)この国で生まれ育ったからそう思うだけで、もの心がつ

く前の幼少の頃に、何かの拍子でその隣国を祖国として育ってい

たら立場を替えて、その国の国粋主義者として「我が国バンザイ、

日本怪しからん」と叫んでいるに違いない。だから、私はなかなか

その主義には同情できない。つまり、身を収める器を言い争って

も仕方がないのではないか。

 

 


                   (157)


 偶々自分の名前を検索してみたら無料の姓名判断のサイトが出て

きたので、暇潰しに自分の名前をインプットすると、何と総画数二

十画は四大凶画だとか何かで、その一生は「悲観 薄幸 別離 災厄

社交下手 災難 離散 非業」と、まあこんだけボロカスに並べるか

というほど酷い判定だった。今までそんなことを気にしたことは無

かったが、詳しく読むと何となく納得させられた。随分と落ち込ん

だが、すぐ横に同姓同名の人物が全国で何人いるのかまで載ってい

たので調べると、さすがに自分一人だけだった。すると、自分の名

前は自分唯一人しか存在しない思うと何故かうれしくなった。尤も

誰もそんな不吉な画数の名前を付けないからだろうけど、元気を取

り戻した。ただ、ひと言「親父のバカ!」って言いたくなった。だ

けど皆こんなものを信じてるのかな?私はそんなものにさえ縋ろう

とする弱い自分に腹が立ってくるのだが。

 

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