遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

アネモネ

2020-03-02 16:32:24 | 日記

令和2年3月2日(月)

アネモネ : 紅花翁草、ぼたんいちけ

キンポウゲ科の多年性球根植物

地中海沿岸の原産で、明治初年に日本へ渡来。

秋に植えた球根から細い羽状分裂した、人参

に似た葉を出す。

3~4月頃、約30cm程の花茎を伸ばして

その先に罌粟(けし)に似た美しい花を咲か

せる。

花弁に見えるのは萼が花弁状になったもの。

花の色は白、ピンク、赤、青、紫等々、、、

履輪や絞り咲き等、多彩である。

花は一重、八重、菊咲き、丁字咲きがある。

雄蕊が花弁状に発達した菊咲きは、「アネモネ

咲き」と呼ばれる。

アネモネは花壇、鉢植え、切り花等として、

観賞用に栽培されている。

名古屋港へ向かう大通りの一本東側の裏通り

に在るお宅の庭隅に、アネモネが植えられた。

今まで余り花を見かけず、見過ごしていたが、

この日はパット目にとても綺麗な花が飛込み

アネモネと気が付いた。

一変にこのお庭が、春の色に華やいだ、、。

裏通りに、私が足繁く通う小さな喫茶店が

ある。マスターもオカミサンも私と同年配

いつも疎らなお客達も皆、似た者同士、、

何を話す訳でもなく、黙って冥々珈琲を

啜り、新聞に目を、、、、、、、、

時折、カウンターに目をやると、小さな花瓶

に名も知らぬ花が在る。

そうだ、こんな場所にあの「アネモネ」が

挿して在れば、少しは華やぐで在ろう、、、。

イヤ、、場違いかも、、、

ふと、空想し ほくそ笑む、、、、、。

 

今日の1句

アネモネや足繁く通ふ喫茶店    ヤギ爺