遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

かたくりの花

2020-03-30 16:31:26 | 日記

令和2年3月30日(月)

片栗の花 : かたかごの花

山林の半日陰、湿地、斜面等に群生する。

ユリ科の多年草。

早春に、地下の鱗茎から葉と花茎を伸ばし

花茎の先端に紅紫色の花を咲かせる。

六弁の花の付け根に濃紫色の斑点の花を

うつむき加減に咲かせる。

古名を堅香子(かたかご)といい、

万葉集では「もののふのやをとめらが汲み

まがふ寺井の上の堅香子の花」:大伴家持

と詠まれている。

片栗の若葉お浸しなどにするほかに、

鱗茎からは澱粉(片栗粉)が採れる。

 

豊田市の足助町に在る香嵐渓(紅葉名所)の

飯盛山北西部の斜面に「かたくりの花」が

群生している。

片栗の花は咲かせる迄に7,8年かかる様で

足助観光協会によると、1986年頃から

毎年、自生地を広げようと地元有志が採取

した種を蒔いているとの事。

(中日新聞、3月24日朝刊より)

この辺り(名古屋近辺)では、白鳥庭園に

造られた川のせせらぎのある周辺に群生し

ている。(これから見頃を迎える。)

今日の1句

驟雨来てかたくりの花なほ淋し    ヤギ爺