令和2年3月11日(水)
春 耕 : 耕す、耕人
種蒔きや植付けをする前に田畑を耕して、
土を柔らかくすること。
昔は牛馬に鋤(すき)を曳かせて、或いは
人力で土を耕していたが、現在ではトラク
ター等に機械化されてきた。
「たがえし」は、鍬(くわ)や鋤で田の土
を鋤き返す「田返し」の意味で、本来は
稲作一毛作のための田打ちのことである。
畑を耕す「畑打ち」とは、先ず一番耕として
粗く田起こしをする。(それだけで良い場合
もある)次に鍬を換えて、土の塊を細かく砕
く、二番耕(切り返し)をする。
昭和の初期の頃には、牛馬が活躍し、それ迄
(人力)の十倍の力を発揮した。
最近では、農耕の近代化(機械化)が進み、
人力は激減したが、高地、山間や狭い場所等
農機具が入れない場所では、今でも人力で
耕す姿が見られる。
近年、広い田畑を無人のトラクターが黙々と
働いていた。田植え、稲刈り迄がどんどん
自動化され、益々人間の働く場が狭まって
いる。
今日の1句
春耕や伴は鳥のみ黙の中 ヤギ爺