令和2年3月18日(水)
薺の花 : ぺんぺん草
アブラナ科の越年草で、春の田畑や道端等
何処でも見られる。
直立した茎が伸びて、その先に白い小型の
十字花を多数付ける。果実が等三角形で、
三味線のバチに似ていることから「ぺんぺ
ん草」「三味線草」とも呼ばれる。
ナズナは「春の七草」の一つでもある。
正月七日に七草粥に入れて食べる風習が
ある。「薺」(なずな)は新年の季語だが
「薺の花」は春の季語である。
草丈は20~40cmで、春が終わる頃に
は50cnくらいにもなる。
花は十字形に4枚の白い花弁が3mm位の
小さな花が多数付く。
雑草扱いをされるが、食用(七草粥)として
利用される。
亦、開花期には全草に薬用の成分(コリン、
シュウ酸、リンゴ酸等)が多く含まれる。
胃液や唾液の分泌を促し、血圧降下作用が
ある。便秘、高血圧、止血、腹痛、利尿作用
や目薬にも良いとされる万能薬草である。
慣用句の、
「ぺんぺん草が生える」とは、荒廃した土地
の様子をいう。
「ぺんぺん草も生えない」とは、転じて荒れ
果てて何も残っていない状態で、財が一切
残らない事を揶揄(やゆ)する言葉である。
もう、空き地には雑草が生え始めて所々には
ぺんぺん草が見え始めた。
三角形の部分(果実と言う)の上に小粒の
白い花が無数につている。これから盛りは
暖かくなる4月中旬から5月にかけて、、、
また、来月から公園の草取りが始まる。
今日の1句
我気儘ぺんぺん草と伴にいき ヤギ爺