令和2年3月23日(月)
白子干 : ちりめんじゃこ
片口鰯等の稚魚を塩水で茹で上げて乾したもの
箱根より以西の地方では「ちりめんじゃこ」
という。
乾燥すると縮緬の様に縮む事からそう呼ばれる。
「じゃこ」は雑魚(ざこ)の訛った言い方。
しらすは、色々な魚の仔稚児の総称で、本来は
カタクチイワシの稚魚を指すが、捕獲の方法
(漁法)により、シラス網で海中を掬うために
中には、タコやイカの幼生、白魚等が混入する。
食に適さぬものを除去して、塩茹でにした後、
天日干しして「白子干」として販売する。
東京方面では、生乾き(半生)の白子を好む。
一般的には大根おろしや胡瓜もみ等が多いが、
近年では「釜揚げ白子」の様な柔らかなものが
好まれる。
亦、生きたままのシラスを酢醤油で頂く「おど
り喰い」を楽しむ人も多いようだ。
最近、「釜揚げ白子」をご飯に乗せて食べる
「白子丼」が各地で人気がある。
駿河沼津サービスエリア
駿河サマサ水産直営店
数年前、法事で東京方面へ出かける際の昼刻、
東名高速道路(第2東名)の「駿河沼津SA」
で降り、「サマサ水産」直営店で「白子丼」
を食した。かなりの人気店で既に行列が在った
が並んで、、30分程、柔らかな触感と潮の風味
が堪らない、、、甲斐があった。
海鮮丼、
桜エビ、しらす丼
釜揚げは茹で上げ後、水切りをした程度で製品
にしたものを言い、水分85%位である。
水分を50~60%に乾燥させたものが白子干、
水分25~35%程度まで乾燥させたものを
「ちりめん」という。
これを更に、甘辛く煮た「佃煮」も好まれる。
カミさんがモールで「釜揚げ」を見つけて
来た。 早速ご飯に乗せて食べたが、あの時
の「駿河丼」にはとても叶わない、、、、。
今日の1句
白子干手っ取り早き昼餉かな ヤギ爺