遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

放屁虫

2020-09-03 16:00:16 | 日記

令和2年9月3日(木)

放屁虫 : へひりむし、へこきむし

歩行虫(ごみむし)や亀虫等の総称であるが、

特にホソクゴミムシ科の三井寺歩行虫(ミイデラゴミムシ)

を指す事が多い。 

黄色の斑点の在る約2cm位の扁平な甲虫で、危機に遇う

と悪臭の在るガスを放つ。 人はこのガスが皮膚に付くと、

沁みとなり匂いも中々落ちない。

ミイデラゴミムシはかなり目立つので、捕まえようとすると

腹部後方から、派手な音を立てて刺激臭のあるガスを放出し

手などに付くと中々とれない。

日本列島各地の其処等中でよく見かける。 成虫は夜行性で

昼間は大きな石の下の湿った所で過ごし、夜に徘徊して他の

小昆虫等の様々な物を食べる。時には虫の死骸等も食べるが、

腐敗の激しい物は食べないといわれる。

外敵から身を守るために出すガスは、過酸化水素とヒドロキ

ノンの反応により生成され、100℃以上の気体を爆発的に

噴射し、人体にも皮膚炎を起こし、目に入ると危険である。

このガスが噴出する時に音を出す事から「へっぴり虫」と

言われる。

 

カメムシは、葉や茎、果実等に口を挿し込み液を吸う。

亦、小昆虫や幼虫、イモムシ等も襲う。時には亀や蛙等に

も貼りつき、吸血する様だ。蛙等は粘膜が火傷することも。

 

草が茫々となった公園の片隅に、子供達が集まって何やら

騒がしい、、覗いて見ると大きな石の下に小さな虫が蠢き

木の枝でつついていた。「これは屁こき虫って言うんだ、

オジサン、触ると臭いよ、、、」「詳しいんだネエー、」

 

大きさは2cm弱で、身体全体は黄色っぽく黒い斑模様が

ある、ぐるぐる動き回り小枝に反応しまるで威嚇している

様に見える。 子供達の恰好の遊び相手である、、、

 

今日の1句

放屁虫へっぴり腰の子と対峙    ヤギ爺