遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

萩の寺

2020-09-15 16:25:28 | 日記

令和2年9月15日(火)

萩の花 : 白萩、枝垂れ萩

普通、仲秋になると「萩」は盛りから、見頃を終える、、

自在に伸びすぎた枝を括るのを「括り萩」というが、

今年の萩の花は、未だこれから見頃(盛り)を迎える。

萩の持つ風趣は、古来から日本人に愛され秋の花として

「萩」の字が作られたといい、秋の七草にもなって居る。

亦、萩の語源は、古株から新芽を出すので「生え芽」と

呼ばれていたことに基づくと言われている。

古歌に多く詠まれ、それは連歌、俳諧へと受け継がれ

行く。

 

名古屋の近郊、稲沢市に萩寺で有名な「圓光寺」がある。

今年は、萩の花も少し開花が遅く、見頃はこれから、、、

以前、吟行で毎年よく訪れていた。

名鉄、「国府宮駅」からバスで約10分程行くと、「矢合

観音前」に到着する。 バス停前から参道には団子屋等の

売店や植木屋等が続く。 冷やかしながら細い参道を進む

と、矢合観音へ、、、門を潜ると右手に万病にご利益があ

ると言われる「井戸水」があり、容器を持参した老若男女

等が、井水を汲み上げている。

矢合観音を出て右へ曲がり暫くすると国分寺小学校がある。

校舎に沿って進むと、広い通りの前に立派な寺が見える。

「臨済宗・妙心寺、圓光寺」(山号:萬松寺)

全国でも有数の萩寺で、寺の参道や境内には20種類、

200株の萩が植えられている。

有名な「宮城の萩」を始め、山萩、源平萩、班入萩、白萩

牡丹萩、丸葉萩、紫水萩、江戸小紋萩、養老萩、築紫萩等

が寺一円に咲き誇る、、、、

これらの見頃(開花時期)等が案内板に紹介されている。

先ず参道の両側に萩が並び出迎えてくれる、、、、

境内に入ると、円形に刈り込まれた枝垂れ萩が見える。

その他、白萩等が所せましと、、、、

残念ながら、今年は(コロナ)出かけられないが、、

亦、折を見て是非出かけて観たい場所(寺)である、、、

 

今日の1句

枝折戸を出で一叢の萩の庭    ヤギ爺