令和2年9月15日(火)
萩の花 : 白萩、枝垂れ萩
普通、仲秋になると「萩」は盛りから、見頃を終える、、
自在に伸びすぎた枝を括るのを「括り萩」というが、
今年の萩の花は、未だこれから見頃(盛り)を迎える。
萩の持つ風趣は、古来から日本人に愛され秋の花として
「萩」の字が作られたといい、秋の七草にもなって居る。
亦、萩の語源は、古株から新芽を出すので「生え芽」と
呼ばれていたことに基づくと言われている。
古歌に多く詠まれ、それは連歌、俳諧へと受け継がれ
行く。
名古屋の近郊、稲沢市に萩寺で有名な「圓光寺」がある。
今年は、萩の花も少し開花が遅く、見頃はこれから、、、
以前、吟行で毎年よく訪れていた。
名鉄、「国府宮駅」からバスで約10分程行くと、「矢合
観音前」に到着する。 バス停前から参道には団子屋等の
売店や植木屋等が続く。 冷やかしながら細い参道を進む
と、矢合観音へ、、、門を潜ると右手に万病にご利益があ
ると言われる「井戸水」があり、容器を持参した老若男女
等が、井水を汲み上げている。
矢合観音を出て右へ曲がり暫くすると国分寺小学校がある。
校舎に沿って進むと、広い通りの前に立派な寺が見える。
「臨済宗・妙心寺、圓光寺」(山号:萬松寺)
全国でも有数の萩寺で、寺の参道や境内には20種類、
200株の萩が植えられている。
有名な「宮城の萩」を始め、山萩、源平萩、班入萩、白萩
牡丹萩、丸葉萩、紫水萩、江戸小紋萩、養老萩、築紫萩等
が寺一円に咲き誇る、、、、
これらの見頃(開花時期)等が案内板に紹介されている。
先ず参道の両側に萩が並び出迎えてくれる、、、、
境内に入ると、円形に刈り込まれた枝垂れ萩が見える。
その他、白萩等が所せましと、、、、
残念ながら、今年は(コロナ)出かけられないが、、
亦、折を見て是非出かけて観たい場所(寺)である、、、
今日の1句
枝折戸を出で一叢の萩の庭 ヤギ爺