令和2年9月13日(日)
含羞草 : オジギソウ、眠り草
マメ科オジギソウ属の多年草(日本では一年草)
ブラジル原産で日本へは、江戸時代にオランダより渡来した。
含羞草の葉は「合歓の木」に似て夜に閉じる。
手で触れると直ぐに閉じる事から眠りそうとも言われている。
葉に物が触れると、頭を下げる姿に似て、お辞儀をする様に
見える事から「おじぎそう」と言われる。
これは物が触れるとその振動や温度差、水分等の微妙な刺激
を受けて葉が縮む。 これがお辞儀をする様に見える様だ。
日当たりの良い、水はけの良い場所を好む。
冬になると乾燥しやすく、枯れてしまうので日本では越冬は
難しく、一年草と言われる所以である。
花が終わり、秋に粒上の種を採取して保管する。
翌年の5月頃に種を蒔くと、7~9月頃にピンク色の球状の
花が開花する。 草丈は低いが棘があるので注意。
ご近所の庭に、「オジギソウ」が咲いていた。名を知らず
「キレイな花ですね、、」「これ、オジギソウって言うん
ですヨ、、こうやって葉に触れると、、ホラ、お辞儀する
でしょう、、」「ウーン、面白いですねー、、、、」
葉に触れるとお辞儀をするのが面白く、これを繰り返し過ぎ
ると葉が枯れ易いので、特にお子さん等に注意が必要との事。
(家に帰り、植物図鑑、歳時記を広げて見た、、、、、)
本来、含羞草は「夏の季語」だが、未だご近所にも見かける
ので記述した
今日の1句
触れて見て紛れなかりし含羞草 松田 志げお
松田志げおさんは、私の俳句の師匠である。
この句は、角川版「合本俳句歳時記、第三版)の含羞草の
例句に紹介されていた句である。
残念なことに今年1月にお亡くなりになられた(享年92歳)
ご冥福をお祈りいたします。