遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

山笑ふ

2021-03-07 16:16:43 | 日記

令和3年3月7日(日)

山笑ふ : 春の山

冬山の蕭条(しょうじょう:もの寂しいさま)とした感じを

山眠るというのに対し、春の山の明るい感じを山笑うという。

「春山澹治にして笑うが如く、夏山蒼翠にして滴るが如し、

秋山明浄にして装うが如く、冬山惨憺として眠る」という、

中国山水画家の郭煕(かくき)の林泉高教の一節から季題と

なった。山を擬人化したもの。

春の山を山笑う、夏の山を山滴る、秋の山を山装う、冬の

山を山眠るという。

冬山の淋しさに対して、春の芽吹き始めた華やかな山の形容

を山笑うと捉えた。

 

先だって、所用で岐阜に出掛けた折りに「道の駅」に立ち寄

った。 其処に「足湯」が在り、昼食後に浸かった。

チョッと休憩、、、、疲れが取れ、附と辺りを見渡すと山の

稜線が見え、穏やかなその姿にホッコリとして、思わず「

笑う」を、想いだした、、、、、

天空の足湯(群馬県・丸沼高原)、記事とは別の場所で、

是非訪れて見たい場所である。

 

今日の1句

山笑ふ足湯に浸かる道の駅   ヤギ爺