令和3年3月22日(月)
菫 : すみれ、相撲取草
スミレ科スミレ属の多年草、東アジアの温帯に分布
日本では日当たりの良い山野に約50種類が自生する。
4,5月頃に咲き、早いものは3月初め頃から花をつける。
別名を「相撲取草」というのは、鉤(かぎ)状に付いた花を
子等が互いにひっかけて遊んだ事からこう呼ばれた。
亦、三色すみれはヨーロッパ原産の園芸品種である。
スミレの花の名は、花を横から見ると大工道具の墨壺に似て
いることから来た名前と言われる。
山道の片隅にひっそりと咲く様は、可憐で慎ましい。
菫には種類が多いが、一般的には濃紫色の菫、小すみれ、
小形で花の色の濃い姫すみれ等がある。
他に、花の側弁や唇弁に紫の筋の張った有明すみれ、淡紅色
の叡山すみれは葉が深く裂けている。
やや湿った所に咲く白すみれや、蓼に似ている白蓼すみれ等
がある。
日本海側の砂浜に群生する磯すみれは可憐で小さな花が咲く。
先日卒業式の在った、小学校の校庭の裏側に花壇が在る。
日溜まりに紫色の小さな花が一斉に咲き出した。
たぶん、卒業生等が植えて行った花で在ろう、、、、、、
今日の1句
子等発ちて菫びっしり裏花壇 ヤギ爺