ラジオ体操している時、
ふと、夫の髪の毛が気になったので、
「髪、切る?」
と、聞くと、「うん」
「じゃあ、新聞敷いて」と、夫に頼み、
私は、洗面所から、櫛とハサミを持ってきて、
老眼鏡をかける。
広げた新聞紙の中央に椅子を置き、
エリザベスカラーのようなケープをつけた夫が座る。
じっと座っているのも退屈だろうと、テレビをつける。
頭に沿って、櫛を当て、飛び出ている毛をチョキチョキと切る。
裾は、めいっぱい短めに、
上に向かって、少し長めに。
本当は、刈り上げにしたいのだけど、
ハサミと櫛じゃ無理。
櫛の厚みがあるので、それ以上、短くはならない。
バリカンじゃないとね。
バリカンも買ったのだけど、勇気がなくて使えない。
夫は「下から上に斜めに刈っていったらえいがよ」と言う。
言うは易し、行うは難し。
「ギッチョンギッチョンになったら、どうするがー?」と言うと、
「かまんよ。そうなったら、丸坊主にしてもえいき」と言う。
丸坊主だって、難しいよねぇ。
均一になるかどうか、自信ないもの。
毎回、バリカンの話が出るけど、
実際、試したことはなし。
「パティで練習してみようか?」なんて、言ったりして。(冗談)
散髪は、ほんの10分くらいで終わる。
「出来上がり〜!毎度、ありがとうございまーす。2000円になりまーす」
と、声をかけるが、
代金を貰ったことなし。(笑)
夫は、そのままシャワーに行き、
私は、ケープと、新聞紙を片付ける。
コロナになって、ほぼ1年半、こんな自宅散髪を続けています。
私の腕も上がっているみたい。(笑)