母の初盆でした。
母が亡くなったのが、昨年12月4日。
もう、8ヶ月が経ちました。
思い出は尽きることなく、
日々、あんなことをした、こんなことをした、と
母との思い出が蘇り、
寂しさを繰り返し味わっています。
お盆の準備は、兄夫婦がすべて整えてくれました。
母の家の駐車場に行くと、
施餓鬼棚がしつらえてあって、
後で、お坊さんが詳しく説明してくれました。
(正しく聞き取ってはないかもしれませんが)
施餓鬼棚とは、餓鬼道にいる霊が、くっついて帰ってくることがあるので、
その餓鬼に対して、食べ物をあげる場所のようです。
餓鬼とは、食べても食べてもお腹が空いていて、
飲んでも飲んでも喉が渇いている欲の深い霊だそうです。
餓鬼のことを知りたくて、インターネットで調べてみました。
天界には、6道(6界)の世界があって、
地獄道(界)苦しみの世界。地獄の世界です。
餓鬼道(界)ガリガリに痩せ細った飢えと渇きの世界。欲深くケチな人が餓鬼に生まれる。
畜生道(界)動物や鳥の世界。いつも敵から襲われる「不安」を持つ世界。
修羅道(界)闘争の激しい世界。愚痴の心を持つ世界。
人間道(界)今、私たちがいる世界。
天上道(界)楽しいことがいっぱいある世界。でも、苦しみがないわけじゃない。終わりがくる苦しみがある。
詳しく書くと長文になるので、私が解釈して短くして書きました。
間違っていたら、ごめんなさい。
最初の施餓鬼棚の話に戻りますが、
餓鬼は、暗くて湿った所が好きだそうです。
なので、棚の周りに、竹のひしゃくで水を撒き、湿らせます。
施餓鬼飯というご飯(みじん切りした茄子と胡瓜とお米)をお供えし、
餓鬼にふるまうのだそうです。
紐のような物に、火をつけて(迎え火のように)小さなお皿に並べました。
知らないことばかりで、
お坊さんのお話が有り難かったです。
信仰心がない私ですが、
父も母も、信心深かったので、
私も、勉強して、ちゃんと供養しなければ、と思ったことでした。