田舎人の徒然日記

退職後を故郷で暮す1948年式男の書き散らし

特記事項なし

2020-08-26 | 日々の暮し
本日は何事もなく特記事項なしです。

昔昔、小生の勤めた会社には宿直というものがあり、宿直日誌をつけて次の当番に渡すのですが、夜の巡回に手を抜いているので申し送るべきものがなく記入欄に「特記事項なし」と記すのが「法定記載例」となっておりました。

夜の巡回ですが、持参する器械に各階各箇所に設置されているキーを差し込みながら指定個所を一巡するわけです。
(泥棒などを発見した場合は、戦うのは危険なので、逃げて警察などに通報せよと教えられていました・・・逃げるが勝ち)
その器械には何時何分にどのキーを差し込んだか記録されて巡回した事実が確認できる仕組みとなっていました。


   文字ばかりでは淋しいのでシマトネリコの花殻

そこで皆、その器械に紐をつけて引きづりながら巡回して故障させるのが暗黙の約束事となっておりました。
(壊すのではなく故障させるのですよ。器物破損罪は成立しない?)
器械の修理中は巡回しなくてもその証拠は残りません。
故障報告の多さに会計課はうすうすそのことを知っていたようですが何も言いませんでした。
そんなら巡回など止めればいいのにね。
やがて宿日直は廃止されました。

今思えば、おおらかな時代でしたヮ。
どうでもいいことですけどね。