やまちゃん奮闘記

1970年代から海外に出かけ、滞在した国が合計26か国、21年の海外生活が終わりました。振り返りつつ、日々の話題も、

揺れ動くタイの高速鉄道、日本と合意、うまく行くかな?

2016-08-06 | 政治・経済
Thailand1タイ王国では、2006年頃からタクシン派と反タクシン派との政治的対立が激化するようになり、クーデターが発生するなど政情不安が続いている。

2014年5月にプラユット将軍率いる国軍が軍事クーデターを起こし、憲法と議会を廃止し実権を掌握して以来、軍事独裁政権が継続している。

左記の図は、軍政権による新・交通インフラ整備計画ですが、疑いの目で見られているようだ。

Thailand2中国・タイ鉄道協力プロジェクト(タイ北部のノンカイと南部の港マプタプットをつなぐ総延長800kmの鉄道プロジェクト→こちら

しかし、中国・タイ鉄道プロジェクトも、中国の融資条件折り合わず、この6月、突然、タイ側から大幅縮小の発表があった。(870㎞の南側3分の1をタイ側が建設、北側の3分の2は延期)→こちら


タイ高速鉄道計画は、もともと、下記の5ルートがあり、中国、日本、韓国などで競い合っていた。
  • 第1ルート:バンコク‐ピッサヌローク チェンマイ (3時間43分)
  • 第2ルート:バンコク‐ウボンラーチャターニー (2時間51分)
  • 第3ルート:バンコク‐ナコーンラーチャシーマー ノンカーイ (3時間4分)
  • 第4ルート:バンコク‐フアヒン ‐ パダン・ブサール (4時間54分)
  • 第5ルート:バンコク‐ラヨーン(1時間6分)


  • この度、首都バンコクと北部チェンマイを結ぶ約700キロの高速鉄道計画について、日本の新幹線方式を導入することなどを確認した。石井啓一国土交通相とタイのアーコム運輸相が鉄道協力に関する覚書に署名。アーコム氏は記者会見で、早ければ2018年中にも着工できるとの見通しを示した。他のルートの協力も確認された。→こちらのニュース

    揺れ動く、政権下、外部からのかく乱もあると思われ、順調に行くだろうか?

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