いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

2024に観た映画

2025年01月08日 | 映画

2024年、劇場で観たものです。

No. 月日 タイトル
1 1月3日 PERFECT DAYS
2 1月6日 ゆめパのじかん
3 1月23日 NO選挙, NO LIFE
4 2月1日 ゴールデンカムイ
5 2月27日 劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦
6 2月29日 コット、はじまりの夏
7 3月8日 カラオケ行こ!
8 3月28日 瞳をとじて
9 5月6日 オッペンハイマー
10 5月18日 あの日のオルガン
11 5月30日 青春 18×2 君へと続く道
12 6月11日 マッドマックス フュリオサ 
13 7月3日 朽ちないサクラ
14 7月10日 関心領域
15 7月31日 サマーウォーズ
16 8月21日 クレオの夏休み
17 8月22日 もしも徳川家康が総理大臣になったら
18 8月30日 サユリ
19 9月27日 箱男
20 10月21日 ぼくのお日さま
21 10月24日 ぼくが生きてる、ふたつの世界
22 10月31日 侍タイムスリッパ―
23 11月28日 2度目のはなればなれ
24 12月3日 ベルナデット 最強のファーストレディ
25 12月11日 雨の中の慾情

邦画が多かったですね。月3本を目標にしていましたが、だいたい月2本でした。

2023年は35本観ているので(2023年12月31日のブログには25本と書いてしまいました。誤りでした)、今年はもう少し観ようと思います。

過去の作品もDVDやサブスクでたくさん観たいので、数ある名作から何を選ぶか、いろいろ準備しています。

死ぬまでに1001本観られるか、難しい年頃になってしまいました。

これは、観たいリストをスマホのアプリに入れたもの(一部)です。

 

今年は3月にポレポレ映画祭があるようです。楽しみです。

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「雨の中の慾情」

2024年12月11日 | 映画

片山慎三監督の映画は「岬の兄妹」、「さがす」をAmazonPrimeで観ましたが、前者はR15+指定、後者はPG12指定で、エロ、グロ、暴力的、猟奇的な描写があり、後味は決して良いとは言えません。ただ、テーマそのものは前者は障碍を抱えた兄と自閉症の妹の貧困、後者は安楽死という、現代において重要と思われるもので、考えさせられる内容でした。

これで片山監督の映画は3本観たわけですが、どれも役者の演技は素晴らしいものでした。

今回の「雨の中の慾情」。これもR15+指定です。原作はつけ義春だし、タイトルからしてエロいのは確実です。覚悟を決めて観ましたが、冒頭から原作そのまま、性描写全開でした。

展開が読めず、中盤になって「あーそういうことね」ってようやく理解できました。2,3度観ないと理解するのが難しいようです。加えていろいろな暗喩があったと思います。愛と戦争(反戦)がテーマのようですが、雨は銃弾(CCRの歌みたいですね)、雷は爆撃なのかなと思いました。南町と北町というのは半島のあの国のことでしょう。それ以外で数名の登場人物の意味、つむじ風という子どもの脳髄や車に轢かれるシーンなど、理解できない部分がありました。夢と現実が行ったり来たりするので、あまり深く考えない方がいいのかもしれません。

映画の撮影はほとんど台湾中部の嘉儀市で行われたようです。40数年前、玉山(台湾最高峰、3952m)に登った時に立ち寄りました。昭和初期の日本を感じさせるレトロな街並み。また台湾に行こうと思います。

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「ベルナデット 最強のファーストレディ」

2024年12月03日 | 映画

10代の頃「ロードショー」、「スクリーン」という映画雑誌の表紙を彩ったフランスの女優といえばカトリーヌ・ドヌーヴさんとナタリー・ドロンさんでした。

カトリーヌさんは81歳になった今でも現役なんですね。体型に迫力がつきましたが、高貴な美しさは相変わらずです。

「ベルナデット 最強のファーストレディ」はフランスのジャック・シラク元大統領夫人ベルナデット・シラクさんの話です。

冒頭に「この話はフィクションです」というのが繰り返し歌われました。

たぶん、ほとんど真実なのでしょう。

ちなみにこの映画、インド映画のように合唱隊が突然歌い出します。

 

ジャック・シラクが大統領になり、ベルナデット夫人は大統領府であるエリゼ宮に到着します。ファーストレディとして自分の働きに見合う場所を得られたはずでした。

しかし、大統領の広報アシスタントを務める娘からは時代遅れと言われ、大統領側近からは冷たくあしらわれてしまいます。

世間の評判も「時代遅れ」「気難しい」「冷たい」と芳しいものではありません。

そこに夫の浮気が発覚し、ついにベルナデット夫人は復讐を始めます。

そこから先は書きませんが痛快です。

監督は本作が初のドラマ監督作品となるレア・ドムナック(女性)。フランスでは公開週の興行収入No.1になったようなので大したものです。

「自分を解放すれば道は開ける」という言葉が印象的でした。

観客は私を入れて7人。同世代の男性だけでした。カトリーヌ・ドヌーヴさん目当てかな。

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「2度目のはなればなれ」

2024年11月28日 | 映画

原題は「The Great Escaper」。スティーブ・マックイーンが出てきそうなタイトルです。

これを「大脱走者」とか「グレート・エスケーパー」という邦題にしなかったところがまずナイスです。

 

2014年夏、イギリスの海辺にある老人ホームに住む夫婦の話です。

夫はバーニー90歳。妻はレネ、年齢はたぶんちょっと下だと思います。

二人は仲睦まじく、レネはバーニーのために毎朝化粧をし、バーニーは体が弱ってきているレネに寄り添い、冗談を言いながら車椅子のレナを連れて散歩をします。

こんなふうに歳を取れたら良いなと思わせる理想的な老夫婦で、人生最後の日々を寄り添って生きています。

映画は二人の様子が交互に、そして今と70年前の様子が交互に映し出されて進んでいきます。

 

二人は第2次世界大戦中に知り合いました。

その頃の二人のキレッキレのダンスシーン、そして現在老人用歩行器と車椅子がないと出歩けないシーンの比較だけで、初老を過ぎ、中老になった私には目頭が熱くなります。

海軍兵となって戦地に赴くバーニー。この時が最初のはなればなれです。

 

現在に戻ります。

ある日、バーニーは老人ホームを出て行方不明になります。

歩行器を使いながら船に乗り、フランスに向かったのです。

バーニーがかつて戦ったノルマンディー上陸作戦から70年。その式典に向かいました。

これが2度目のはなればなれです。

決して離れないと誓ったバーニーでしたが、どうしても気持ちの整理をつけなければならない理由がありました。

そして妻のレナにもバーニーに秘密にしていることがありました。

 

老夫婦の愛情と戦争がテーマです。

バーニーが戦友の墓の前で「無駄な死だ」と2回呟いたのがとても印象に残りました。

 

バーニーは無事、老人ホームに戻りますが、その半年後に亡くなりました。

そしてレナはその7日後に後を追うように亡くなったそうです。

そう、これ実話を元にしているんです。

そしてレナを演じたグレンダ・ジャクソンさんは映画公開前の2023年6月15日にこの世を去りました。

夫役のマイケル・ケインさんは本作が最後の演技。華麗なる俳優人生に幕を下ろしました。

笑える部分と涙する部分と考えさせられる部分がありました。心温まる名作だと思います。

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「侍タイムスリッパー」

2024年10月31日 | 映画

8月にたった1館で封切られたこの映画、SNSで評判になり9月下旬には139館にまで拡大したようです。いわきで観られるのはラッキーです。

こういう映画がもっと評価されるべきだと思いました。時代劇愛に溢れ、さりげなく人としての道を説き、単純に面白い、良い映画でした。

時は幕末、会津藩の武士、高坂新左衛門が長州武士と刃を交えた瞬間、落雷によって現代の京都時代劇撮影所にタイムスリップします。

そこで、斬られ役として名を揚げ、活躍の場を広げていき、・・・・・・・・・・。ネタバレになるのでここまでにします。

 

先週、武田鉄矢さんが「今朝の三枚おろし」でこんなことを話されていました(ちょっと記憶朧げ)。

 昔、少年マガジンが売れていた頃、マガジンのテーマは「勇気・正直・親切」だった。

 その後、少年ジャンプが売れるようななった。ジャンプのテーマは「努力・友情・勝利」だ。

どちらも大事ですが、今の日本人に欠けているのはマガジンのテーマのような気がします。そしてそれは時代劇とも共通すると思います。

子連れ狼のような勇気、遠山の金さんが悪を懲らしめ正直に生きることを諭すこと、木枯し紋次郎が「あっしには関わりのねぇこって」と言いつつ人を助ける親切さ。

闇バイト、いじめ、ハラスメント、虐待など、卑怯なことを許さない風潮を取り戻すには時代劇を復活させるしかありません

この映画を観て、時代劇の素晴らしさを再確認してほしいなと思いました。

 

最後に、とても残念だったのは映画館「ポレポレシネマズいわき小名浜」。

途中で5回ぐらい音声が切れました。5、6秒だったと思いますが、非常に重要なシーンで、セリフが聞こえない状況になりました。

それから、パンフレットが売り切れてました。どうしても欲しいので、入荷お願いします。メルカリだと2倍ぐらいするので。

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