「人の世にたのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ」
と詠んだのは若山牧水だが、
「二日酔い もう酒なんぞ飲むものか 誓うけれども 夜にまた飲む」
というすばらしい句を残したのは勝回収(字の間違いではない、念のため)である。
昨日コンカレ卒業生6人と飲み、二日酔いから脱した夕刻にはビールを飲んでしまった。
これじゃぁ血糖値は良くならんわな。
若山牧水は1日に1升以上飲み、飲みすぎで43歳で亡くなったが、生きたままアルコール漬けになったという強者である。
1日1升と言えば89歳まで生きた横山大観。
この人は酒と少しの野菜しか食べなかったって言うんだから、やはり相当の強者である。
師の岡倉天心はその上を行って、1日に2升飲んだらしい。
酒だけで生きているといえば、「ハードボイルドだど!」の内藤陳。
胃の中に入れるものは毎日ウイスキーのボトル1本と茶碗半分ぐらいのごはん。
一昨年食道がんにより75歳で亡くなったが、ハードボイルドな人生だと思う。
「休肝日は作らない」と言ったのは栗山千明だが、彼女もナイスなおやじだなぁ。