いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

競馬三題

2013年01月14日 | 競馬

今日のスポニチの一面を飾ったのは「武豊3500勝」。

インタビューで「4000勝を目指します」と言った時の歓声がすごかった。頑張ってほしい。

3500勝がどれぐらいすごいか。

通算勝利数2位の岡部幸雄さん(引退)は2943勝。

3位で現役の横山典弘さんは2372勝(1月13日現在)。

JRAの騎手は1年で100勝すればすごいので、この差は圧倒的である。

獲得賞金額は708億円。

騎手にはその5%が支払われるので、約35億円を稼いだことになる。

武さんは東日本大震災の時に、個人的に南相馬市に来て避難している方たちを勇気づけた。

政治家よりもよっぽど活動的だなと思った。

しかし、ずっと年間100勝以上、最盛期には200勝以上していたのに、ここ3年は60勝前後。有力馬も思うように集まっていない。

噂によると社台グループの総帥を怒らせたのが理由らしい。

それが本当だとしたら「なんだかなぁ」だ。

 

社台グループ。

競走馬を生産する牧場を持っており、馬主でもある。

JRAの競馬は「社台の運動会」と呼ばれるぐらい、社台関係の馬が活躍している。

ちなみに昨年の年度代表馬ジェンティルドンナ、一昨年の年度代表馬オルフェーブル、その前のブエナビスタ。すべて社台グループのサンデーレーシングの馬である。

昨年の重賞(大きなレース)の半分近くを社台生産馬が占めた。

社台グループは調教師、騎手に強大な影響力、発言力を持っていて、独裁政権を展開しているとも言われている。

武さんが社台グループから見放された理由は、「衰えた」、「騎手クラブ会長として、社台グループと意見がぶつかった」、「凱旋門賞でヴィクトワールピサに乗った時の騎乗がひどかった」などいろいろ囁かれている。

今の競馬を盛り上げたのは武豊とオグリキャップであり、競馬を知らない人もその名前を知っている。武さんを切り捨てたら競馬も盛り上がらないだろう。

 

 

最後は税金の話。

競馬好きの人は知っている方も多い。

あるサラリーマンが、3年間で28億7000万円の馬券を購入し、30億1000万円の払い戻しを受けた。

1億4000万円ほどのもうけである。

それに対して大阪国税局は「5億7000万円の税金を払え」と言ったもんだから大問題なのである。

ちなみに購入額28億7000万円のうち、外れ馬券の分が約27億円。

国税局はもうけた30億1000万円に対して税金の額を計算したようであるが、外れ馬券の購入額、27億円分を必要経費としてみないらしい。

これで税金払えはむごい。もうけた額の何倍もの税金を払えっていうんだから。

日経新聞の野元賢一氏は「今回の課税のようなことがまかり通るなら、日本は暮らすに値する国ではない」と言ったが、その通りだと思う。

近々裁決が出る。どうなるかな。

コメント
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