3カ月ほど前のラジオ番組「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」でやっていたのだが、
日本の山野に鹿が増えて大変なことになっているらしい。
鹿は草だけでなく、木の皮も食べるから、森が無くなってしまうそうだ。
日本の鳥獣被害で一番多いのは鹿による被害で、その額年間80億円。
誰が数えたかは知らないが、鹿は毎年2万頭増えているらしい。
そしたら今日、南会津の駒止湿原の鹿による被害がニュースで流れていた。
ニッコウキスゲや水芭蕉が齧られているようだ。
生態系への悪影響も懸念される。
先月、新聞にこんな記事が載った。
ということは、欧米にいるオオカミを数匹連れてきて、繁殖に成功すれば、それはニホンオオカミになるというわけか。
であればオオカミを放てというのもありかな、と思う。
実はオオカミが人を襲うことはほとんどないらしい。明治時代に、オオカミは危険であるという欧米の考え方が蔓延し、
乱獲によってニホンオオカミは全滅してしまったが、今こそオオカミを中心とした山の秩序を取り戻すべきだと思う。
オオカミは、欧米の童話では悪者であるのに対し、日本の童話では、「狼のまゆ毛」、「娘のねがい」にあるように、神々しいものとして書かれているものが多い。日本人にとってはオオカミは山の動物たちの頂点に位置する大神だったのだろう。