いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

アナログはなんだかいい その1

2014年10月23日 | エッセイ

親の家を片付けていたらこんなものが出てきた。

下の物は高専入学時、1万円で買わされたものである。

しかし、数回しか使った記憶がない。

これは計算尺と言って、掛け算、割り算はもちろん、ルートやlog、sin、cosなどが計算できる優れものである。

掛け算なんて、例えば5.6×7.8を計算すると、答が4.38だか43.8だか438だか一見わからない。当然それぐらい自分の頭で考えろ!ということなのだ。

それから小数点以下2桁の数値は適当に人間が見て判断するしかない。

こういうのを使って橋や道路、トンネルなどの設計をしていたんだからゆるい。

今は電卓でぱちぱちと計算できてしまうが、道具が優れている分、人間の頭を働かせなくてもよくなった。

科学の進歩は人間にとっていいことがたくさんあるが、そればかりでもないように思う。

コメント
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