野口くんは中学の同級生である。
野口くんは中学生の時、写真クラブに属しており、みんなの憧れである1眼レフを持っていた。しかも2台!
噂によると、もらった小遣いを全てカメラに注ぎ込んでいたらしい。
俺はちょっと羨ましく思い、母が「中学の卒業記念兼高専の入学記念に何か買ってやる」といった時に、迷わず「1眼レフカメラ」と言った。
当時人気だったCanon F1、OLYMPUS OM1、Pentax SPFの中から、Pentaxを買ってもらった。
Pentaxで山岳写真やら天体写真を撮って、それなりに活躍したのだが、いつの間にか使わなくなり、レンズの内側にカビが生えてしまった。
中学卒業後、野口くんはプロの写真家になり、カタログとか雑誌の写真を撮っていると聞いた。
「へぇー」と思ったが野口くんとは特に親しかったわけでもないので、その後30年以上話題にすることもなく、当然会うこともなかった。
そしたら野口くんが先日、地元のテレビ番組に出た。
福島の復興を願いながら、、花の写真を撮っているらしい。
こんなきれいなホームページや、こんなFacebookページを公開している。
それからこんな本も。
ここは花の島 | |
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子供の頃になりたかったことを今でもずっと続けているって、それだけで羨ましく、そして素晴らしいと思う。
俺がなりたかった職業。
占い師->漫画家->天文学者->画家->旅をする人->プログラマー。
このうち、プログラマーは実現した。
これからは旅をしながら、絵を描くなんてのもいいよね、野口くん。
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