小説を読んだので、映画の「残穢」も観ようと思った。竹内結子も出てるし。
そしたら福島県内では、福島市の「フォーラム福島」でしかやってない。なんてことだ!
仕方がないので水戸まで行って、「残穢」と、ついでに「オデッセイ」を観てきた。
まず「残穢」は、ざっくりいうとこんな内容。
ホラー作品を執筆している小説家(竹内結子)が、読者(橋本愛)から恐怖体験の手紙を受け取る。
マンションの部屋の中から、「ザザッ、ザザッ」とほうきで掃くような音が聞こえる、という内容。
それはマンションが建っている土地で、過去にあった様々な暗い過去に由来するものであった。
そして暗い過去(穢れ)は伝染するのだ!
だから映画を観た私も、そしてこのブログを観たあなたにも伝染する。
家で一人になった時に、どこからともなく「ざざーっ」という音(首を吊った女性の着物が畳を引きずる音)や、赤ん坊の泣き声が聞こえてきたら、それは残念ながらうつってしまったということだから気をつけよう と言ってももう遅いか
「怖い怖い」と話題になっているが、無理に驚かそうという演出もないし、実際そんなに怖くはない(エンドロールの前後はちょっとやりすぎで、ない方が良かった)。
竹内結子は「怖いから二度とホラー映画には出ない」と言ったらしいが、ちょっととぼけた感じでおっとりした、こういう役柄は似合っていると思った。
そして「オデッセイ」。
火星に一人残されて、空気も水も食料もわずかしかなく、通信手段もない中、次に火星にロケットが飛んでくる4年後まで何とか生きようという壮大な話。
娯楽映画として割り切ろう!
主人公がスーパーマンでポジティブ過ぎて、現実感も悲壮感もない。
宇宙から困難な状況下、帰還する映画は「アポロ13」、「ゼロ・グラビティ」があったが、緊迫感という点では遠く及ばない。
あえて陽気な雰囲気にしたんだろうから、そういうつもりで見るといい映画だったかもしれないな。
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