いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

「残穢」と「オデッセイ」

2016年02月10日 | 映画

小説を読んだので、映画の「残穢」も観ようと思った。竹内結子も出てるし。

そしたら福島県内では、福島市の「フォーラム福島」でしかやってない。なんてことだ!

仕方がないので水戸まで行って、「残穢」と、ついでに「オデッセイ」を観てきた。

 

まず「残穢」は、ざっくりいうとこんな内容。

ホラー作品を執筆している小説家(竹内結子)が、読者(橋本愛)から恐怖体験の手紙を受け取る。

マンションの部屋の中から、「ザザッ、ザザッ」とほうきで掃くような音が聞こえる、という内容。

それはマンションが建っている土地で、過去にあった様々な暗い過去に由来するものであった。

そして暗い過去(穢れ)は伝染するのだ!

だから映画を観た私も、そしてこのブログを観たあなたにも伝染する。

家で一人になった時に、どこからともなく「ざざーっ」という音(首を吊った女性の着物が畳を引きずる音)や、赤ん坊の泣き声が聞こえてきたら、それは残念ながらうつってしまったということだから気をつけよう と言ってももう遅いか

「怖い怖い」と話題になっているが、無理に驚かそうという演出もないし、実際そんなに怖くはない(エンドロールの前後はちょっとやりすぎで、ない方が良かった)。

竹内結子は「怖いから二度とホラー映画には出ない」と言ったらしいが、ちょっととぼけた感じでおっとりした、こういう役柄は似合っていると思った。

 

そして「オデッセイ」。

火星に一人残されて、空気も水も食料もわずかしかなく、通信手段もない中、次に火星にロケットが飛んでくる4年後まで何とか生きようという壮大な話。

娯楽映画として割り切ろう!

主人公がスーパーマンでポジティブ過ぎて、現実感も悲壮感もない。

宇宙から困難な状況下、帰還する映画は「アポロ13」、「ゼロ・グラビティ」があったが、緊迫感という点では遠く及ばない。

あえて陽気な雰囲気にしたんだろうから、そういうつもりで見るといい映画だったかもしれないな。

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「母と暮らせば」

2016年02月04日 | 映画

戦争を題材にした映画は当然悲惨である。

幽霊を題材にした映画は「ゴースト」や「天国から来たチャンピオン」みたいに、ラストでじわーっときたりする。

その両方を題材にしたんだからこの映画は「さぁ泣きなさい」感が満載。 反則に近い。

劇場のあちこちですすり泣きが聞こえる。

小学生の民子(本田望結)が戦争に行った父の安否を尋ねるシーンでは、声を上げて泣いている方も。

 

長崎の原爆で子(二宮和也)を亡くした母(吉永小百合)が、幽霊となって出てきた子と会話しながら、戦後の厳しい世の中を生きていく。

子の婚約者(黒木華)の結婚話などがあったりして、話としては面白いし、戦争の悲惨さも伝わってくるし、役者も見事な演技なのだが、

なぜかしっくりこない。

理由を考えてみたらこんな結論になった。

1) 話(セリフ)が多すぎる

 もっと映像で語ってほしかった。子の生前、母子で存分に話し合ったであろう内容を、幽霊になってから改めて話すシーンと、

 母が子の婚約者に結婚を勧めるシーンはくどい。

2) いい人ばっかり

 人間臭さがない。唯一、母のおじさん(加藤健一)だけが、人間ぽかったけど。

3) 吉永小百合がきれいすぎる

 こればっかりはどうしようもないか。70歳とは思えん。

 

ネタバレだから書かないけど、ラストは予想どおり。賛否あるようだが、私はいい終わり方だったと思う。

 

この映画は、井上ひさしさんの戯曲「父と暮らせば」と対になっている。「父と暮らせば」は広島の原爆後の話。

原爆って本当に酷い。戦争を忘れがちな現代人にとって、このような作品はこれからも必要だと思う。

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節分だから

2016年02月03日 | エッセイ

豆をまかなくてはいけない。

今年も一人、「鬼はー外」と大声で豆を投げた。

後片付けが面倒なので、落花生を袋ごとカーテンに向けて投げた。

そして中身は全部食べた。

 

イワシは無かったが、その代わりシシャモが冷凍庫にあった。

恵方巻を食べる習慣はないが、消費期限切れのかんぴょうがあったので、適当に煮て海苔巻きを作った。

楽しい楽しい節分だ。

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甘利元経済産業大臣

2016年02月01日 | エッセイ

大変、まことに、まったくもって失礼だが、甘利元大臣は金小僧に似ている。

大臣は現金授受問題で辞任したが、告発者がいわゆる右翼で、隠しカメラや録音機によって証拠をつかまれたんだから、罠にはめられたのかもしれない。

だからと言って言い逃れはできない。深く反省してほしいと思う。

 

ところで金小僧は本当はいいやつで、百鬼丸に、隠された金のありかを教えた。悪いやつは別にいて、万代という美しい女(実は妖怪)だった。

特別応援しているわけでもないが、甘利大臣もまたいつか日か良い境遇になる時が来ることを祈る。

しかし後釜の、福島サティアンと言ったり、金目でしょと言ったりしたあの人。 大丈夫なのか?

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